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□ごめんねがくれたもの(Oさん編)
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N:・・いつから、その・・・気付いてたの?
O:んー?それが分かんないんだよねー?
本当にそうだから、当たり前みたいに言った。
分からなかったんだ、ずっと一緒にいて当たり前みたいに側にいて。
仕事仲間であり、家族であり、友達でもある。
そんな不思議な存在だと最初は思っていたんだけど、なんかね、キューってすんの。
ただ飯食ってるニノとか楽屋でゲーム必死でやってるニノとか普通なんだけど、見てるとさ、胸のあたりがキューってすんの。
なんでかなあってずっと思ってた。
N:!何それ?じゃあ質問変える。いつから俺の事、その・・?
その言葉を言うのが恥ずかしいのかモジモジしてるニノが可愛くて、遮って言った。
O:好きになったのって事?・・んーとそれも分かんない。
だからいつからそう思ったのかは、俺分かんない。
気付いたら意識してたって事じゃないの?
俺のそのあっけらかんな態度にちょっとショックを受けてるニノが分かりやすくてつい意地悪してしまう。
O:そこはさ、もう気持ち通じたからいいじゃん。それじゃダメ?
まだ信じられないって顔してるけど少し嬉しそうなニノが可愛くて仕方ないのでスっと距離を詰めて手を伸ばした。
N:ちょ!!まだ話終わってないし!ダメだし!
O:んふふ、ダメ!観念しろ。
俺の肩に手を当てて突っ張るニノの腕をやんわり解いてギューっと抱きしめた。
O:大好きだよ。ねえ、ニノからまだ返事もらってないんだけど?
俺に抱きすくめられてただただ真っ赤になって、慌てていたニノだけど背中をポンポンとあやすように叩いているとポツリと答えてくれた。
N:・・・ちょっと悔しいけど、嬉しい・・です。
O:ふふ、素直じゃないんだからー。
N:いやいや!恥ずかしすぎでしょ!もう離してよ!
またもや腕を突っ張って俺と距離を取りたがるけど離さないよ。