小説

□猫系男子の飼い方
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「………ん、」


頭が痛い、、、。

重たい頭をゆっくりと上げ、今自分の置かれている状況を必死に考える。

今日は、動物番組の収録の日で、ゲストは同じグループのアイツだった。


………で、収録終わりに久しぶりに二人で飲みに行ったのだが。


そこからの記憶が全く無い。
目が覚めたら、周りが全面鏡張りの部屋のベットに横たわっていた訳で……。


「………あ、気が付いた?」


ドアの開く音と共に部屋に入って来た男が低い声で問い掛けてきた。


「………高……木……?」


聞き覚えのある低音ボイスが更に不可解な言葉を投げ掛ける。



「………てかさ、伊野尾くん、チョロすぎ。もっと人を疑った方が良いよ…」


さっきまで一緒に呑んで、他愛ない話をしていた筈なのに、何故こんな状況になって要るのか全く解らないでいた。


「オイ…ふざけんなよ…どういう……ッ…!?」


楽しそうに笑みを浮かべる高木に苛つき、身を乗り出した瞬間に鏡に映った自分の姿に悶絶した。


さっきまで、収録で来ていた伊ニャー慧の衣裳に身を包んでいる自分が映っている。



しかも、両手、両足には逃げられないように手桎と足枷が酷にも嵌められていた。



「え、、……何……コレ…?」


慌てて、滅茶苦茶に手足を動かすも、鍵が掛かっているらしく外れる事は無く、むしろギリギリと肌に食い込んだ。



「……ちょ、、高木…何の冗談?……マジでふざけてんならやめろって…」


俺の必死な訴えを黙って聞いていた高木がゆっくりとベットに乗り、俺の肩を掴んみベットに押し倒した。

その衝撃に俺の身体は半回転しベットにめがけ仰向けに身体ごと沈んだ。



「……伊野尾くん…俺ね、、怒ってるんだよ?」


そう言うと、高木の指が俺の唇をなぞる様に動き、口内に侵入しようとしてきたが必死に唇を引き結び抵抗した。


「ッ……止めッ……なに?お前…ソッチだったの?」


「……てかさ、、そろそろ自覚しなよ」

俺の皮肉な態度なんて全く聞いて無いのか、高木が無理矢理口内を抉じ開け、指を突っ込んできた。


高木の言葉の意味が全く分からなかった。


「自分が他の男をたぶらかしてるってさぁ……分かってる?何で簡単にキスなんてしちゃうのかなぁ……マジ最悪………」


高木は指の動きを止めること無く、更に深く差し込んで来た。


「ふ……ぐ、ぅぅ…うぇッ…」

喉の奥で暴れる指先が喉ちんこに触れ、思わず疼く。

舌を指で挟まれ左右に擦られ、時間を掛けて弄ばれた。


「ッ……げほッ…げほッ…ふ、」


やっと解放され、息苦しさから呼吸を整えていると、高木に前髪を掴まれ強制的に高木の方へと引かれた。



「ッ…痛……」


激痛に自然と涙が浮かび頬を伝う。

最近仲良くなって来たと思っていたが、ここまで嫌われていたなんて知らなかった。


そんな事を考えていた時、急に高木の唇が重なりゆっくりと舌が口内に侵入してきた。



「んゥッ…ン〜ッ……」

舌先を吸われたり、上顎を刺激されたりと高木の好きなようにされていく内に次第に声が漏れ始める。



「……期待してるんだ…?」


くすりと高木が笑みを浮かべ、口の端に垂れた唾液を指先で拭った。


「……違っ」


目の前で楽しそうに笑う高木に恐怖を抱き目線を逸らせた。

だが、そんな小さな抵抗も虚しく高木に身体の向きを強制的に変えられ、俺はうつ伏せにベットに倒れた。


「……違う?……大丈夫。俺がちゃんと調教してあげる。…」

オーバーオールのストラップを外され無理矢理脱がされる。下着の上から尻を滅茶苦茶に揉まれた。



「……う、、ぁ…嫌…だ、」

あっという間に下着を剥ぎ取られた俺は羞恥と恐怖で震えが止まらなかった。


「伊野尾くん……見える?伊野尾くんのココ凄いヒクヒクしてる……」


高木が後ろから俺を抱き抱えると両足を思いきり左右に拡げた。


「ッ……んなよ、っ」

「見んなって…ッ…」


高木の視線が痛い程に刺さって来る。

高木に見られている。そう思うと死ぬほど恥ずかしかった。

そうこう考えている内に高木の長い指先が入り口を探り当て、深く深く侵入して来た。


「ふ、ぐ、ぅぅ…痛ぁッ…」

異物が体内をかき混ぜ、肉壁を拡げていく感覚が俺を襲う。


高木の指が一本、また一本
と増えていき、内部は更にきつく彼の指を締め上げた。


「ッ……ふ、ぁッ……や、嫌だ…苦し、い、ぁぁッ…」


息が詰まり、必死に酸素を吸っては吐いてを繰り返す。

男なんかに犯されるのなんて夢にも思わなかった。しかも、こいつに………。高木が何を怒ってるのなんて知らないし、こんな形で俺と高木の関係が壊れてしまうのがとても怖かった。


悔しいのと恐怖で頭の中がぐちゃぐちゃになり、自然と涙が溢れ出した。



「……泣いてるの?……でも止めてあげない…」


高木は俺のナカからずるりと指を引き抜くと、愛液で艶めいた指先をねっとりと舐め上げた。


「ふふ、、美味し…」


「ッ……‼」

一気に顔面が熱くなる。

俺が男に…高木なんかにときめくなんて…正直屈辱でしかない。

だが、徐々に高木にほだされかけているのは事実だ。




「……何……それ……?」


ふと、高木を見ると猫のしっぽの様な物を取り出した。先端にはまるでローターの様なものが付いている。

高木が説明するには、キャットテールと言うアダルトグッツらしい。先端のアナルプラグは遠隔操作でスイッチを入れると振動するみたいだ。


「………まさか……それ、」


「ん?……良く分かったね」


高木は緩やかに笑みを浮かべると、ベットの脇にあらかじめ準備していたであろう細いボトルに入ったローションのキャップを親指で外すとノズルをアナルに挿入させた。



「ひぅッ……冷たッ……‼」


ゆっくりと侵入して来るローションのひんやりとした刺激に身体が跳ね上がる。


勢いよく高木がボトルを絞り上げ500ミリリットル以上入っているローションがぶちゅ、ぶちゅ、と激しい音を立て体内に入って来た。


「ア、ァ、ァァァッ……ッ…」



全身がびくつき、頭が真っ白になる。ただ必死にベットに顔を擦り付けるしかなすすべがなかった。


「…スゲェ…全部入ったよ…もっと入るんじゃね?」


休む暇も無く、高木によって2本めのローションをアナルに注がれた。


中からローションが漏れないように先ほどのキャットテールを容赦なく挿入された。



「はぁぁぁッ……は、ぁッ…」

挿入された瞬間に俺は呆気なく射精をしてしまった。



「うわ……、、初めてでところてんって……凄いよ、伊野尾くん……やっぱり素質あんじゃん?」



達してしまった余韻に頭が追い付かず、荒く呼吸を繰り返している俺の猫耳にそっと唇を寄せ、悪戯っぽくそう囁いた。



「……良いから…もう、止めッ……」



息を整えながら高木を睨み拒むがそんな行為なんて無駄なのだ。


高木はポケットから小さなリングを取り出し、わざとらしく目の前に翳して見せた。



「………また直ぐに出されたら困るからね、、ちょっと我慢しよ?」



「ひぃッ……やっ…」


高木は、慣れた手つきで俺の萎えて縮んでいるぺニスを持ち上げるとゆっくりとコックリングを根本に装着させた。



「や、…やだ…これ外し…」


徐々に上を向くぺニスにきつく絞まるリングを外そうと試みたが、両手はがっちりと手錠が掛かっていて自由にならない。



「……大丈夫、伊野尾君は喜ぶと思うよ?」


高木は緩やかな笑みを浮かべるとポケットから小型のリモコンを取りだし指先を動かした。


「!!!?」


ビィーーーーッと振動音が部屋中に響き、腹の中を強い刺激が襲う。




「あ、ァァァァッやぁッッ」


先ほど注がれたローションがかき回され、ぐちゅ、ぐちゅ、とイヤらしい音が耳に響いた。



「ひぃ……っ…ふぅ、っ」


腹の中でローションがたぷたぷと音を立てた。


一気に羞恥心が俺を襲った。止めて欲しくて高木にすがるも、悪魔の様な含み笑みを浮かべるばかりだ。



「……伊野尾くん…見える?今の伊野尾くん凄いイヤらしいよ」


「っ…」

高木が俺の両足を持ち上げ、鏡越しで俺を見つめた。


「……嫌だ…高……木…も、許し…っ、ふ、ぁぁっ」

抵抗出来ないのを良い事に、高木は俺のアナルに深く挿入されているアナルプラグを引抜くと、己の欲を一気に突き刺して来た。



「あぁっ……痛、っ…うぁ、く…るし…」


胎内で更に大きく成長する高木に腸内がえぐれる様な痛みに悲鳴があがる。

ひしゃげながら、高木の動きに只、只合わせながら身体を揺する事しか出来なかった。


「…すげ…っ…伊野尾くんの中…狭くて、スゲェアツい」



繋がっている隙間から指先で拡げると、胎内で温まったローションがゆるゆると流れ出した。


「やっ…やだぁ、出るっ出ちゃうからっ…はぁ、、」


更に高木が激しく腰を突き上げる。

高木に抱えられながら、その上で上下に揺さぶられ徐々に脳に酸素が行き渡らなくなり、頭の中が真っ白になってしまうような感覚に襲われた。
それと同時に、前立腺を刺激され快楽も広がる。


段々と甘い吐息が漏れ、気がつくと自ら腰を激しく動かしていた。


「あっ…高木ぃ…気持ち…良いっ…は、あぁ、ん、んぅ、も、イっちゃ…」


鏡に映る自分をトロンとした瞳で見つめながら、今にも爆発寸前の肉棒をゆっくりと擦りながら高木を締め付けた。



「すげぇ…完全に目覚めちゃったね…今の伊野尾くん超エロイよ」


高木は低い声で囁き、後ろから顎を持ち上げ鏡を見るように指示をした。



そこにはだらしなく涎を垂れ流し必死に喘いでいる自分が映っていた。


全ての欲を吐き出したいが、コックリングが装着されているせいで射精が出来ずにもどかしくて頭が可笑しくなりそうだ。


硬くなった肉の塊は鬱血し、ドクンドクンと脈打つのが分かる。



「っ………願い……たか、き、…イキたい……っ」


ゆっくりと顔を高木に向け、掠れた声で訴える。


高木は腰の動きをゆっくりと再会させ、ひくつくぺニスに手を賭け、根元に食い込むリングをゆっくりと引き抜いた。



「は、っ…あぁぁぁ、、」


コックリングが外れた瞬間勢いよく濃厚な精子を吐き出した。


鏡に飛び、鏡に映る自分の顔が精液で汚れた。


「…俺も、出すよ……」


「えっ、や、っ駄目‼やだ‼待っ………‼‼」


身体を捻り抵抗するも手桎と足枷で自由に動けない。

そんな俺の腰を激しく突くと高木の熱い精液が胎内に注がれた。



「う、うぁぁぁ、、ん、」


「まだだよ?…これからが気持ち良いから……ね、」

高木は既にローションが注入され、パンパンに膨らんだ腹部を強く押し、自分の男根を引き抜いた。



「や、やっうぁぁぁぁ、」


ペニスが抜かれた瞬間、肛門から勢い良くローションが噴射された。


びしゃびしゃと激しく音を立ててローションがあちこちに飛び散った。


艶めいた悲鳴と共に激しい疲労感が襲い、ゆっくりと目蓋を閉じた。


遠くで高木の声が聴こえる。


この時はまだ、これから起きる悲劇なんて知る由もなかった。




「……まだこれからだよ……時間を掛けて愛してあげるね…伊野尾くん…おやすみ」



そう低音で囁く声が遠くで聴こえた……気がした。







end



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