小説

□罰ゲームの上手い使い方
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先週、あるバラエティー番組でライバル対決をし、圧倒的な差を付けて僕は涼介に勝利を勝ち取る事が出来た。

負けたらお互いの言う事を聞くと云う罰ゲーム。

普段中々素直になってくれない彼に、素直になって貰えるチャンス。

そして、夜の方も最近はマンネリ化しているからこれを機に普段嫌がる様なプレイなんかもさせたい。



そんな欲望が脳内によぎった。


「じゃあ、知念君……山田君には何をして貰う?」

司会者に話を振られた僕は我に返り、涼介の顔を見つめた。


僕の視線に気付くとあから様に嫌そうな顔をする。


「……うーん、、どうしようかな?考えて来ても良いですか?」


テレビ用なら簡単な罰ゲームにするだろう。


だが、僕の欲望がそれを許さない。

こんなチャンス易々と逃して溜まるもんか。


そこで、僕はある考えを思い付いた。





番組収録後、僕は涼介を家に招いた。



僕の黒い野望があるとは知らずに呑気に雑誌なんて眺めている。


しかも、自分がセクシーにシャツをはだけさせポーズをとっているグラビアを
ニヤニヤしながら見つめている。



「……ねぇ、山ちゃん」


夢中で雑誌に目を通している相手に向ける。



「…………ん〜?」



目線は雑誌に落としたまま空返事をする涼介。


僕以外に興味を持つことが憎たらしく思えた。


少し困らせたかったのと、一瞬でも自分に意識を向けて欲しかった思いが強く、とっさに言葉が出てしまった。


「そういえば、涼介、、何でも僕のお願い聞いてくれるんでしょ?」


後ろから腰に腕を回し首筋に唇を押し付けた。


「は?」


その瞬間涼介の身体がびくついた。

有無を言わさず白い首筋に歯を立てる。


「ぃっ」

ぎりぎりと歯が肉に食い込むのが分かる。


痛むのか涼介の眼から涙が流れるのが分かった。



「ぅぁッ…や…めっ」


小さく呻くと肩をすくめる涼介。


拒絶をされたのと思い通りに動かない相手に怒りが沸いた。






「…ふーん、、僕にそんな態度とって良いと思ってるの?」


上手く笑ったつもりだったけど多分きちんと笑えてないと自分でも感じた。

涼介の顔からは血の気が引き冷や汗が額を照らす。


「…ちね……」

怯える涼介の肩を掴かみ、床に身体を押さえつけた。

そう、涼介はまるで土下座をする形で床に伏せた。

「ッなにすん……!!」


じろりと涼介が睨みながら顔を上げた。


僕は涼介の目の前にある椅子に凭れ掛かりその屈辱に満ちた顔を見つめた。

そのまま足先を口元に持っていく。


「舐めて」

「なっ」

涼介はポカーンと口を開け、僕の顔を見上げる。


「舐めて、、これが僕の命令」

更に口元に足を押し付ける。


「……やだ」


涼介はムッとした表情でプイっと顔を背ける。

その態度に更に頭の中で黒いスイッチが入り、自分でも驚く程に機嫌が悪くなる。

「じゃぁ、、来週の収録でやって貰おうかな?」

「なっ、、バカッ」

その言葉に直ぐに涼介が慌てながら大声を出した。

冷や汗を流しながら震える涼介を見下ろす。

凄くぞくぞくした。

感情が高ぶり僕は小さく身震いをした。

こんなに怯える涼介を初めて見た。


普段嫌がる事はないから全力で拒絶している姿は最高に僕を興奮させるものだった。

だが、僕は必死に感情を殺すと冷やかな眼で涼介を見つめると薄く唇を開いた。


「涼介、、舐めて?」




しばらくは黙ってうつ向いていた涼介だが徐々に唇をもごもごし始め落ち着きがなくなって来た。

その瞬間を見逃さず、涼介の唇が開いた瞬間に僕は自分の足を涼介の唇に押し付けた。



「やるの?……やらないの?……別に今日やらないでも良いんだよ?」


「……全国放送で醜態を晒されるのも……嫌でしょ?」


その言葉に一気に涼介の顔面が蒼白になる。

また暫く重苦しい沈黙が流れるが、やっと観念したのか涼介の唇が割れ、紅色の舌先を覗かせる。


「…………。」

涼介は無言のまま僕の指先へと舌を伸ばした。




「んッ……イイコ……」


くすりと小さく笑い涼介の耳に髪を掛ける。



「……ん、、」


舌先で足先、指の間、踝を丁寧に愛撫する。


「そう。もっと……」


懸命に僕の足に舌先を伸ばす相手に向け言葉を投げる。


「そのまま加えて、、」


更に足先を涼介の口内に押し入れる。


「んぐゥッ」

ぐちゅッと生々しい音が耳に響く。


ねっとりと舌を絡ませ、歯で軽く当てる。


「……は、ぁッ……ん、」


息が続かずに苦しそうに眉間を潜め、首を左右に振るう。


「……もうギブアップ?」


目線の下には苦しそうに咳き込みながら口元を手の甲で拭う涼介に問いかける。


「……誰が、、まだやれるって」


僕の言葉にふっと鼻で嘲笑い、再度僕の指先に舌先をまとわせた。



「……以外とノリノリじゃん……。」


小さく微笑み、涼介の前髪をかき上げた。



ジュボジュボと生々しい音が響く。

涼介の口の中は暖かく熱か伝わって来た。


「ん、、」


ふと、涼介に目を向けると布越しに自分の昂った自信を手で擦りながら愛撫していた。

「え……まさか、、足舐めて興奮しちゃったの?」


「ッ……」


ビクッと身体を震わせる涼介の顔面はみるみる内に真っ赤に染まっていく。



「……結構変態なんだ?」


「違っ」


勢い良く涼介が顔を上げる。




あ、、、、。


泣きそう。


目にいっぱいの涙を溜めてじっとこちらを見つめている。



その姿が堪らなく愛しく感じた。


「違わないでしょ?」


そう言うと、僕は涼介のはち切れそうな程に自重しているモノを足で踏みつけた。





「あァァッや、ぁ」


びくんと涼介が飛び上がる。


足の裏に涼介の体温と硬くなった感触が伝わる。



「凄い、、こんなに硬くして……本当に変態」


そのまま足をゆっくりと上下に動かす。

たまに足の指で性器を転がす様に弄んだ。



「んッ」


ぴくっと涼介の眉尻が上がる。



「……可愛い。」


体勢を前のめりにし耳元で囁くと真っ赤になっている涼介の耳たぶを舌で湿らせた。



「やぁ、、ちぃッ」


涼介が昔の愛称で呼んできた。


堪らない。


もっと。



もっと醜態を晒したい。乱れて僕にしか知らない涼介を作り上げたかった。


歪んだ欲望が僕を突き動かす。



「ねぇ、もっとイヤらしい顔見せて?」


器用に足の指で涼介のズボンのチャックを下ろし、下着越しにその存在を自重している性器を愛称した。


下着の上からゆっくりと繰り返し擦り付けた。


先走り汁で涼介の下着は染みを作り出していた。


足を上げると透明な糸が引いた。


「ねぇ、もう限界?」


ニコリと微笑む。


「……い」


小さく涼介の唇が開く。


「何?……言わないと解らないよ?」



ゆっくり、焦らすようにくるくると足を動かす。

それと同時に耳の穴に舌を挿入しわざと音を立てて舐め上げた。


涼介がびくびくと痙攣しながら僕にもたれ掛かる。



「……挿れて、、」


小さな声で耳打ちをしてきた。


「何を?はっきり言わないと……解るでしょ?」


ぐっと顔を近づけ顎から顔の上にかけねっとりと舐め上げた。




「……調子……乗ん、なッ」


じろりと睨みながら身をよじる。


「……はや、く……挿入れて……ッ」


襟口を掴まれ自分の方に引き寄せて来た。

涼介は小さく息を吐くと勢い良く唇を重ねてきた。


歯列を抉じ開けて舌を生き物の様に激しく動かす。


「んンッ」


予想もしてない展開で思考が追い付かなく暫く動けずにいた。





主導権を易々と握らせる訳にはいかない。



涼介の腕を掴み、床に押し倒した。


直ぐ様に下着をずらしヒクつく入り口に自分の昂る欲望を一気に挿入させた。




「あぁァァッ痛ッ」


慣らさずに挿入したせいかぶちぶちっと奇妙な音が耳に触った。

涼介のアナルからは鮮血が流れ落ちその白い足を汚していく。



正直



その光景はかなり興奮した。



痛がる涼介を完全に無視し、夢中で腰を動かした。


ぐぼぐぼとイヤらしい音と
肌がぶつかり合う音が混じり部屋中に響く。



血と汗の匂いが鼻を突いた。



「やぁ、ちねッ激し……ッ」


涼介が肩に腕を回し、必死に掴まって来る。

爪が背中に食い込んだが、痛みも快感に変わって行く事に更に僕をぞくぞくさせた。



「涼介ッそんなに締めないで……ッ」



涼介の胎内がうねり、ぎゅうぎゅうに締め上げる。

入り口の浅い部分をゆるゆると刺激し、一気に深い場所まで挿入すると先端が前立腺にぶつかった。




「うあッんンッ」


一際大きく叫び、全身をガクガクと揺らしながら涼介が喘ぐ。



その際に更にきつく涼介が締め付ける。




「あッ……やばっ、、も、イクよ……」



目の前でパクパクと必死に酸素を吸い込んでいる涼介の顎を指で上げ、唇を落とした。


「あ、、ひねッ……ん」


御互いの唾液が交ざり合い、涼介の口の端から流れ落ちる。


わざと音を立ててそれを吸い上げた。



「んんッ」


苦しそうに涼介が悶える。



僕は徐々に腰の動きを早めてピストンを繰り返した。



奥でごりごりとぶつかる感触が伝わった。



「あッあ、、んっイクッ……イッひゃう……う、ンッ」


甲高い声で涼介が叫ぶと同時に涼介のぺニスからは勢い良くどろどろとした精液が噴射された。


白く濃い色をした精液は涼介の胸元や腹を伝い汚していく。


「僕、も、……くっ」


激しいピストンを加え、快楽を導く。


涼介の胎内で僕は果てた。


ぺニスを抜くと涼介のアナルはぽっかりと開き、そこから白い液が流れ落ちる。


ひくひくと筋肉を動かす度に精液がドロッと流れ、床や涼介の足を汚した。




「……肛門開きっぱなしだね、、やらしい」


シャワーを浴びる準備をしながら床の上で大の字で寝転がる相手に向けた。



「……誰のせいだよ」


チッと小さく舌打ちをしながら指で精液を掻き出す姿に再度興奮が押し寄せた。



その日は三回も涼介と身体を合わせた。









その三日後、バラエティー番組の収録中に先週の罰ゲームの話題を司会者から振られた。



「知念君、山田君にしてもらいたい事決めてきた?」


周りの出演者も話を盛り上げ、煽りを入れて来た。


隣を見ると涼介がこちらをじろりと見つめている。



口パクで「この前やったろ!」と言っている。



その光景に愛しさが込み上げて来た。



周りが僕の言葉を待っている。



暫く考えて僕は唇を開いた。





「一番高い場所でバンジーで!しかも歌いながら。」



周りの笑い声が響くなか、涼介は青ざめながら口元を手で押さえている。


涼介が嫌がる中、罰ゲームは無事に決まり来週の番組で放送される事に決まった。



罰ゲーム、、、


今度はどんな風に涼介を苛めるか、、、。


そんなことを考えながら無事に罰ゲーム企画は終了した。







end

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