小説
□薬物注意報
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これが数時間前の出来事。
今現在は必死に尿意に耐えながら涙目でうつ向く伊野尾をニヤニヤしながら楽しんでいる。
「……ほら、どうされたいの?」
俺の圧力にびくつきながら唇を開く。
「……ね、がい……あッ」
口元からだらしなく流れ落ちる涎を舌で丁寧に舐め上げると顔面を真っ赤にし口元を手で覆い被せた。
「何?」
わざと聞こえないフリをする。
「……ッ」
なかなか素直になってくれない相手に若干もどかしさを感じながら何時もより低い声で圧をかける。
「……素直じゃない子は……嫌いだよ、、」
その突き放した言葉に戸惑いを隠せない様子で口をもごもごと動かす。
「…………ッ」
目頭いっぱいに水溜まりが出来ている。
瞬きをする度に頬を泪が流れ落ちる。
「ほら、言わないと……このまんまだよ?」
涙で貼り付いた髪を指で払いながら頬を撫でる。
「……雄也のちん○でイカせて……下さ、、い……。」
か細い声で呟く。
「何?聞こえないよ?」
再度聞こえないフリをした。
目にいっぱいの泪を溜め伊野尾が睨み付ける。
「〜〜〜ッ」
「雄也のちんぽを俺の此処に突っ込んで!」
そう言うと伊野尾は床に背を付け、両足を拡げながら自分のアナルを指で拡げた。
伊野尾のナカは女性が濡れた様な状態になっていた。
「……良く出来ました、、、」
耳元で囁くと同時に伊野尾の胎内へと自身を挿入した。
「あ、んッ、、いき、なり……ッ、」
俺の胸の中で激しく呼吸をしながらイヤらしく声を上げる。
「約束だからね……外すよ?」
伊野尾のぺニスを包む器具に鍵を差し込むとカチッと音が鳴り貞操帯は外れ、先走りとドライでイッたのか伊野尾のぺニスはぬるぬるとした液でテカテカと光っていた。
軽く痙攣もしていた。
「良い子の伊野尾くんにはご褒美をあげるね」
そう言うと伊野尾の腹部……大体膀胱がある辺りを強く手で押し上げた。
「!!」
「ダメダメッ、やだあぁぁぁッ!!!!」
叫び声に近い感じで伊野尾が喘ぐ。
その瞬間
鼻の奥にツンとしたアンモニアの匂いが襲って来た。
「出ちゃうぁぁぁッッ、やだあぁぁぁッ!!!!」
ジョロロロッと大きな音を立て伊野尾のぺニスから勢い良く尿が流れ出す。
長い時間尿意を我慢していたせいか、利尿剤が効いたのかかなり色も濃く、匂いも強めだった。
対面だったせいか、俺の腹部から脚にかけ伊野尾の尿でびしょびしょに汚れてしまった。
ふと、伊野尾をみると唇を噛み締めて小刻みに痙攣している。
尿に混じり白い体液も伊野尾の内股を汚していた。
どうやらお漏らしをしたと同じに絶頂に達してしまった様だ。
「ヤバッ、、伊野尾くんオシッコ出ちゃったね」
指で伊野尾の尿を掬い取りそのまま伊野尾の口元に持って行った。
「ん、、ふぁッ」
無意識なのか伊野尾はなんの抵抗もなくそれを口に含んだ。
舌が指に絡み付き強く吸い上げ、時には甘噛みとかされた。
俺は我慢の限界に襲われ伊野尾の中で大して動いても無いのに達してしまった。
自身を引き抜くと伊野尾のアナルから白い精液が流れ落ちる。
その光景が凄くいやらしく感じた。
「伊野尾くん…………」
伊野尾の方へと視線を向けるとぐったりとし、ベッドに横たわっている彼が目に映った。
「えっ慧!?」
慌てて抱き抱えるが反応が無い。
胸に耳を当てるとトクントクンと心臓の音が確認出来た。
気絶しているみたいだ。
俺は気絶した伊野尾をゆっくりとベッドに横にさせ、汗でべとべとになった身体をタオルで拭き、そっと髪に触れた。
「……無理させてごめん……。」
独り言の様に呟くと額に軽く唇を触れた。
次の日は当然、伊野尾は口を効いてくれず一日中不機嫌だったのは言うまでもない。
余談だが、朝ケータイを確認すると知念からlineが来ていた。
『昨晩は有意義な夜になった?』
そのメッセージの下に一枚の画像が添付されていた。
「は!?」
その画像に思わず目を疑いたくなる様な衝撃を受けた。
『僕も楽しんだよ!お互い楽しめたようだね(^ω^)』
知念から送られた画像には伊野尾と同じ貞操帯を付け両手でピースサインを作り微笑む山田の姿が映っていた。
「…………え?」
直ぐにケータイをしまい俺は暫く呆然と立ちすくんだ。
end