まかない飯
□幕】剣客達の恋話と色話
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「ほら、手を離せ。手は着物じゃなく体に触れるんだ、気持ちいいぞ」
斎藤は大きな手で夢主の手を包むように掴み、衿元から外すと着物の中に滑らせた。
「ぁ・・・っ」
斎藤に導かれて自分の手がひたりと乳房に張り付いた。
自分の指が強引に斎藤に動かされて、グリグリと膨らんだ場所を弄び始める。
「ゃぁ・・・これ・・・が、たのし・・・ころぉ・・・れす・・・かぁ・・・んんっ」
「そうだ、気分が良くなるぞ」
夢主より長い斎藤の指は、夢主の指を動かしながら自らの指でも胸の突起を弄んでいる。
「んんっ・・・さいろ・・・はぁっ・・・やっ・・・きもちぃ・・・」
斎藤は空の手で夢主の着物をずらし、片方の肩を露わにさせた。
辛うじて反対の肩に引っかかる着物は今にも落ちそうだ。
「あぁん・・・ゃ・・・みぇちゃぁ・・・」
合わせは開いても着物を着ている意識があった夢主、肩が外気に触れ、肌を晒している自覚を持った。
夢主は涙目で沖田の様子を確かめた。
沖田は驚いた顔だが、しっかりと夢主の痴態を眺めている。
「見られて、いいだろ」
「はぁ・・・ん・・・きもち・・・ぃ・・・」
斎藤の言う通り、見られている視線にゾクリと体が反応した。
酔いが回りすぎて僅かな刺激にも耐えられない。
斎藤は夢主のもう片手も胸に運び、自分で触れさせた。
「ゃ・・・きもち・・・ぃ・・・さぃと・・・さん」
晒された乳房を自らの手で、肩に引っかかった着物で僅かに隠れた反対側は斎藤に制された自らの手で、それぞれ弄んで刺激を続けた。
「きもち・・・いぃ・・・んっ」
「ほら、このまま自分でしてみろ」
斎藤がゆっくり手を離した。
「ぇ・・・じぶ・・・ん・・・で・・・」
夢主は戸惑いながらも、自ら乳房を揉みしだきだした。
恐る恐る、これでいいですかと教えを請うように斎藤を見つめている。
「んっ・・・」
斎藤は自らを辱める夢主を見ながら酒を再開した。
夢主は快感を確かめるように、やわやわと手を動かし、徐々に指を乳首に近づけ動かしていった。
「あっ・・・んふっ・・・」
「そこがいいか」
反応が大きくなると斎藤は声をかけた。夢主は目を瞑り、半開きの口で頷いた。
「はぃ・・・ぃっ・・・ぁっ・・・」
「もっと激しくしてみろ」
「は・・・ぃ・・・」
斎藤の命じるまま動く夢主、逆らう思考が停止している。
強く速く激しくと自らの乳首を苛め、気持ち良さにだんだん姿勢が崩れていく。
夢主の両膝が開くと、紐の緩んだ着物は簡単に開いてしまった。
完全に脱ぎきらない乱れた姿で、僅かに胸を突き出して自分を苛める、何とも厭らしい姿だ。
「下も触ってみろ」
斎藤の命令に素直に応じる夢主、まだ続けたい刺激を名残惜しそうに止めた。
「はぃ・・・した・・・れす・・・ねぇ」
右手をゆっくり下ろしていく。
怖々と自らの一番濡れている場所に触れた。
「ぁあんっ」
ぬめりを得て滑る指が陰核に触れ、ビクぅと刺激を感じた夢主。
これですか・・・と斎藤を窺うとニィと厭らしい笑みが返ってきた。
夢主は分かりましたと呟き、何度も同じ動きを繰り返した。
「はぁぁっ・・・ぁん・・・ぁん・・・ぁあんっ・・・」
夢主は目をきつく瞑り、もう我慢が出来ないと甘い声を漏らし始めた。
「んふっ、ぅあ・・・ぁあンっ・・・」
「ククッ、上手いじゃないか」
斎藤が喉を鳴らすと、目を離せずに見てしまった沖田が、我を取り戻した。
咄嗟に夢主を止めに入る。
「も、もう駄目です、夢主ちゃん!こんな事っ!」