ネタツイRepost


◆5月10日はメイドの日 [追記]

全く、何で俺がこんな場所に来るはめに。不機嫌なまま歩いて蕎麦屋さんで御飯、気分転換。
その帰り道、勝気メイドさんが破落戸に囲まれている現場に遭遇。どうやら寄ってたかって殴られていた若者を庇ったらしい。どう見ても勝ち目がないのに放っておけず、首を突っ込んだ馬鹿な女。
斎藤さんは捨て置くわけにもいかず、溜め息をひとつ落としてから破落戸共に近付いた。

「やれやれ、言わんこっちゃあない」
「ぁっ、アンタ……」
「フン」

斎藤さんを取り囲む破落戸。絡んだ挙句、殴りかかってくる。斎藤さん、あっという間に倒していく。
本当に警官だったんだと、口を開けて見ている勝気メイドさん。

「痛い目に合うのはお前の自由だが、面倒を起こすな。身の程知らずな行動は、俺の目が届かないところでやってくれないか」

勝気メイドさん、刺々しい言葉を受けて、助けてもらったお礼を言いたい気持ちより、腹立ちが勝ってしまう。

「次からは誰か人を呼べ。人を呼んで来たフリでもいい、こういった連中は気が小さいからな、人が来れば逃げ出すだろう」
「逃がすなんてコト!」
「被害者から人相を聞き出して、周囲の者から話を聞いて、逃げた先を探せば済む話だ。捜査、その為の警官だろう」
「それは……」
「ま、その面倒な仕事をするのは俺じゃないがな」

俺がする捜査はもっと違う連中が相手だ。
斎藤さんがニッと笑って見せると、勝気メイドさんに元気が戻った。

「無責任な警官!」
「ククッ、お前は俺一人にこんな連中を全て追いかけろと言うのか、流石に言わんだろう」
「うぅっ」
「さぁ、面倒が起こらないうちにさっさと帰れ、"メイドさん"」
「アンタが来たって絶対に給仕しないんだから!!」

怒った顔を見せて帰っていく勝気メイドさん。大股で歩いていく。途中、お礼を言ってないことに気付く。
お礼が言えず、もやもやが残る。
もう一度、斎藤さんが仕事場に来るよう、待ってしまう。



〜〜〜ちょっと長い妄想でした🙏

<るろ夢ネタツイ> 2024/05/13(Mon) 21:56

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