おつまみ

現】いつの時代の朔日か
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【後記】

斎藤さん、お誕生日おめでとうございます。
プレゼントは『愛しい君の存在を得る』でしょうか。

現代物で想像と違うかもしれませんが、妾奉公と違う世界軸をわかりやすくと考え、時代を変えてみました。
苦手な方ご免なさい。
お気付きの方もいらっしゃると思いますが、登場するお酒は浅田次郎先生『一刀斎夢録』のオマージュです。
短編といいならが長引きましたが、お付き合いくださりありがとうございました。



【おまけ斎藤一現代裏設定】

日本で有数の大学を出た斎藤さん。
理由は日本一を取れるものならと受けたら受かってしまった、ただそれだけ。

中学の頃、記憶が蘇った当初は歴史を研究し、埋もれた真実を自らの記憶を元に証拠を見つけだし、世間に知らしめる歴史家になろうかとも考えた。
しかし今更そんなことに己が打ち込む意味が無い。
他の者が成すことは成すだろうと、今までどおり勉学に励む。
運動も得意ではあるが、部活は付き合いや上下関係が面倒で打ち込む気にはれなかった。

警察に進む事も考えたが、その務めは前世で充分に果たしたと、今の時代ならではの自分に出来る仕事を探してみることに。

大学卒業後、今をときめくIT企業に入り新入社員ながらお得意先の既存システムの脆弱箇所を次々に指摘。
セキュリティ強化や新しい仕組みの構築、プロジェクトを数々こなしていく。
だが数年で仕事にも周りの人間にも退屈を覚え転職。

転職先はリサーチ会社。
表向きはマーケティング会社だが、その実態は大企業から有名人、政治家までが欲しがる裏の情報を集めて売る会社だ。
特許申請直前の企業秘密から、名門を揺るがす不正の事実、政治の駆け引きの材料、保険会社に渡す保険金支払いに関する情報まで多岐にわたる。
危険は大きいが収入も多く、何よりやりがいがでかい。

相棒の沖田は、生まれ持った人当たりのよさで斎藤の人当たりの悪さをカバーする名コンビ。
危険が多い仕事なだけに会社で護身術の稽古がある。
剣術打撃柔術。
訓練は多岐にわたるが、魂に宿った経験によるのか、斎藤も沖田も社内トップの実力。

そんな仕事も十分過ぎる程こなし、三十代半ばに再び転職をするか、投資で得た利益で遊んで暮らすか、このまま仕事を続けるか、迷い始めている。

学歴もあり収入も大きい斎藤、女には困らないが相手にする気にもなれず、何も感じず日々を退屈に過ごしていた。

退職を考える斎藤に社長からある話を打ち明けられる・・・

__________と、妄想は続くのです(˘˘*)
 
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