まかない飯

幕】沖田の仕置き
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「夢主ちゃん・・・夢主ちゃん、大丈夫ですか」

自分の部屋に着くと、沖田は布団の上に夢主を下ろしてやった。
優しく呼びかけて頬を軽く叩く。

「んふっ・・・おきた・・・さん・・・」

薄っら意識を取り戻した夢主がゆっくりと瞼を開く。
酒にやられており、半分まで開いたところで、目が勝手に閉じてしまう。
夢主は何度も目を瞬いて、目を開こうとしていた。

「ぁ・・・ここは・・・」

「僕の部屋ですよ」

沖田はいつものように、にっこり微笑んだ。
安心した夢主が手をついて重たい体を起こそうとするが、思うように体が動かない。
酔って力が入らないのか、夢主がおかしな感覚に首を傾げると、目の前で沖田が微笑んでいた。

「駄目ですよ、酔っているでしょう」

夢主は両肩を掴んまれ布団へ押し戻されていた。
笑顔は変わらないが、沖田の瞳の色がどこか変わっている。

「ぁの・・・おきたさ・・・はなしてくださぃ・・・」

身動きが取れず、沖田に願った。
いつもと違う瞳の色に怖さを感じる。

「おきた・・・さ・・・」

にこりと笑い、瞬き一つしないで沖田は続けた。

「言ったでしょう、夢主ちゃんは無防備すぎるって。・・・・・・止めたでしょうお酒、程々にって」

手を離さず、沖田は顔を近づけた。

「お仕置きだよ」

沖田は更ににこりと目を細めて告げた。
驚いた夢主は体をビクリと動かす。
肩を強く押さえていた手が滑るように動き、腕をなぞって手首に辿り着いた。

「や・・・おきたさん・・・」

手首を掴んで押さえつけ、夢主の顔の横に固定する。
完全に身動きが取れなくなった夢主は、怖々と首を振った。

「言ったでしょ。僕だって、男なんだよ」

明るい声で言って首を傾げた沖田は、冷たい瞳で微笑んだ。

心から信じていた沖田が今、男の顔をして迫ってくる。
夢主は怖さに震えながら小さな声で抵抗した。

「や・・・やぁあ・・・」

酔いが残り、幾分も力が入らない。

「嫌、じゃないよ夢主ちゃん。これはね、僕からのお仕置き」

「ど・・・して・・・」

「あれだけ気にかけてあげたのに、言うこと聞かないで・・・淫らな酔い姿を僕に晒したからだよ」

冷たい瞳から一転、尖った眼差し変わった沖田が夢主の上に覆いかぶさってきた。

「ぃやぁああ」

涙を浮かべて僅かに見せる抵抗に、沖田の目尻が下がる。

「ふふ、可愛いね」

言い捨てると沖田は夢主の唇を塞いだ。
嫌がる声を押さえ込むように、激しく貪って唇を弄ぶ。
手首を押さえられた夢主は肩を揺らし、足をばたつかせて逃れようとするが、沖田は顔色一つを変えずに夢主の口内を犯し続けた。
やがて満足すると顏を離し、夢主の表情を確かめた。

「とっても素敵だよ」

「ぁあ・・・ぁ・・・」

唇を塞がれて乱れた呼吸を整えながら、夢主は沖田を見た。
沖田は視線を無視して目を動かす。視線が止まったのは胸、激しい呼吸で夢主の胸が大きく動いている。

「ふふっ」

力なく横たわり抵抗も出来なくなった夢主を悪戯に笑うと、沖田は白い衿に手を移した。
腰紐はそのまま、勢いよく寝巻をはだけさせた。可愛らしい膨らみが二つ、視線に晒される。

「やだ・・・みないで・・・しないで・・・」

その言葉だけで沖田は背中を駆け上がるものを感じた。
既に熱をもつ己が更に昂ぶる。剣客沖田の中に潜む捕食者、狼の意識が覚醒していた。

「悔しいなぁ、これを土方さんと永倉さんはもう触っちゃったんだ」

沖田は斎藤が夢主の大事な場所を弄った話は聞かされていない。
体を調べる時に肌を見た程度に思っていた。ただし余す所なく、それは覚悟していた。

「僕が・・・大事にしてあげるよ」

あの人達に散々触れられた体、でも綺麗だ。
そう言うと胸の輪郭を描くように外側からゆっくり撫で始めた。

「っ・・・」

顔を赤らめる夢主の様子を見て、次第に乳房を揉みあげるように手の動きを変えた。

「っ・・・はぁ・・・っ」

そのまま絞り上げるように二つの突起を尖らせて乳房を掴み、指を伸ばして突りに触れた。
硬く膨れた胸の尖りを激しく擦る。

「ぁああっ!!やぁ・・・ん・・・んふ・・・っ」

夢主の中で何かが一気に込み上げている。
沖田は夢主の反応を見ながら、満足そうに指の動きを速めた。
 
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