まかない飯
□明】休みの一日、疲れた体 リクエスト作品
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「弱いの、知ってるじゃありませんか・・・・・・ふぁ、もぅ」
「ククッ、お前の反応が好きなんだよ、悪いな」
そう言って今度は首筋に口づけをした。
ぴくんと肩を撥ねる夢主。
斎藤はもう一度、今度は唾液をたっぷり含ませ湿った口づけをした。
「ン・・・」
ちゅくっと鳴る水音と共に、夢主は甘い声を漏らした。
「そろそろ肩以外もいいか」
「ぇ・・・」
「まさかこれで終いじゃないだろう」
「んっ・・・はぃ・・・」
続けるぞ、と鋭い目に捉われた夢主は控えめに頷いた。
それならちゃんと顔が見たいですと向かい合って座り直し、斎藤に手を伸ばした。
首に手を回して抱きつきたいが、出来ずに斎藤の袖を掴んだ。
誘うような委ねるような、甘えた視線で斎藤の口づけを待っている。
「いい子だ」
「あまり・・・苛めないでくださいね・・・」
「さぁて、俺に出来るかどうか」
斎藤はククッと厭らしく笑んで夢主を困らせた。
器用に着物を脱がしながらする口づけ。
斎藤の巧みな舌先が夢主の口の中をねぶり、縮こまっていた舌が斎藤を求め始めた頃、夢主を覆っていたものが落とされ、柔らかな肌は冷えた空気に晒された。
「フッ・・・」
「ぁ・・・の・・・」
不意に笑われた夢主は緊張して首を傾げた。
笑ったわけじゃない、いいと思っただけだ。斎藤は目を細めて夢主を見下ろした。
瞳の奥にある己の獣欲を見せぬよう、もっと夢主が乱れるまで待てと己に言い聞かせる。
「いや、いい顔だ」
しつこく施された口吸いで上気した夢主の顔、唇は閉じ切らず、端には二人の唾液が残り光っている。
露わになった胸はあとはされるがままと、斎藤を向く。
恥じらいと期待で潤んだ夢主の瞳が揺れていた。
「いい顔だ、夢主」
「一さっ・・・」
斎藤の低い声が夢主の体の中を駆け巡り、腰から下へ重く響く。
下腹部が熱く疼いた夢主は斎藤の衿を開き、お願いしますと求めるように、逞しい胸板に口づけをした。
遠慮がちに何度か唇で触れると、衿を持つ手が斎藤に掴まれ、夢主は押し倒された。
「可愛いおねだりだ」
「ぁっ、だって・・・」
「して欲しいか」
「んっ・・・ずるいです、一さん・・・」
「ずるいか、俺が」
言わせないでくださいと、本音を言えぬ夢主が口を小さく動かしている。
堪らなく愛おしい姿だ。
斎藤は己に向いてつんと立つ胸の頂を口に含んだ。
「ぁあっ・・・んンっ」
もう片方の尖りを指の腹で悪戯に弄び、夢主から甘い声を引き出す。
柔らかい唇と固く尖らせた舌が執拗に乳頭を濡らし、顔を離した斎藤の口から銀色の糸が引くほど刺激を続けた。
「ふぁ・・・ァ・・・」
陰部から零れる蜜を感じた夢主は内腿を擦り合わせ、見つからないように隠すが、斎藤は嬉しそうにその腿を割り開いた。
「凄いな」
「ゃ、だって、一さんが・・・こんなに・・・」
「俺が、どうした」
「一さんがっ・・・舐めるから・・・」
「こうか」
「ひぁあっ、だめぇ・・・ンぁっ、」
溢れた蜜を掬うように夢主の陰部に舌を這わせ、さらに陰核を吸っては舌先で突いて刺激する。
押さえられてもジタバタ抗っていた夢主の足は完全に開き切り、続く刺激に背を仰け反らせた。
悲鳴のような嬌声を響かせ、何度も体を大きく捩る。
「ゃああっ、イっちゃ、だめっぇ、はじめさぁ・・・んんンっっ、」
きつく目を閉じて、制御できない昂りに首を振っている。
斎藤が容赦なく刺激を強めると、夢主は蜜を一気に溢れさせ、脱力した。
体を床に預けて大きな呼吸を繰り返す。
「ふぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
「達したな」
「んっ・・・はぁ・・・はぁ・・・ん・・・」
頷くことも首を振ることも出来ずに、大きく胸を上下させて目を閉じている。
いきなりやり過ぎたかと斎藤が反省の口づけを優しく与えると、夢主は薄っすら目を開いた。