斎藤一京都夢物語 妾奉公

□2.身体検査 ※R18
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「ほぅ・・・これは、また・・・」

「・・・ぁあ」

二人は堪らず声を漏らした。

夢主は白いワンピースの下に、太腿が少し隠れる程度の短いキャミソールを着ていた。
繊細なレースと肌に纏わりつく白いサテンの美しい生地が、夢主の体の線を後ろからでも嫌というほど表している。

「おい、こっちを向け」

その悩ましい後姿に、土方は無意識に命令していた。
斎藤は何を言い出すのかと驚きの目で土方を見た。瞳孔が開き、微かに震えている土方の瞳、興奮が宿っているようだ。

「こっちを向いて脱げ。何か隠されては互いの為にならねぇからな」

土方の口元が僅かに歪む。
呼ばれた夢主は赤らんだ困り顔で振り向いた。
耳まで赤く上気し、伏し目がちな瞳には涙を溜めている。

「・・・はぃ」

震える小さな返事をし、土方の命令に従った。

怖い、脱ぐだけで本当に終わるのか。
夢主は戸惑いながらも、訳の分からないまま一太刀浴びるよりはと手を動かした。
恥じらいで体を隠すように両手を交差し、対角線の肩紐に触れる。
少し躊躇を見せるが思い切って肩紐を外側にずらすと、キャミソールも一瞬でハタリと床に落ちた。

・・・もぅこれで勘弁して・・・

夢主は真っ赤な顔で目を瞑り恥辱に耐えた。
 
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