〜御品書 壱※ネタバレ目次※

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〜御品書 壱 〜御品書 弐 〜御品書 参 〜御品書 肆 御飯を食べる

1.混乱の時代へ
夢主が幕末へとトリップ。幹部一同と対面。知りすぎている事で間者と疑われる。潔白を証明したいなら脱いで身体検査と言われる。土方と二人きりを恐れ一番最後に部屋を出ようとした斎藤を引き止める。

2.身体検査 ※R18
鬼と言われ機嫌をそこねた土方。身体検査が悪い方向へ。未来の着物に興味津々の土方と斎藤、全て脱がされるハメに。納得しない土方に体の中まで調べろと指示され斎藤が渋々及ぶもつい出来心で夢主を苛めてしまう。

3.ここに来た意味
激しく機嫌を損ねたのか、懲らしめようしたのか、気に入ったが素直になれずか。土方は夢主に体を張った奉公を申し付ける。命と引き換えに引き受けなければならず苦悩する。
沖田と土方が夢主の扱いを巡り激しくぶつかる。沖田のお嫁にする宣言もあっけなく却下され引き下がざるを得ない。

4.妾奉公 ※R18
客間で美味しいおにぎりを食べた後、土方の部屋に出向く夢主。心を決めて挑むも、やはり受け入れる事ができずに混乱したまま土方に本懐を遂げられてしまう。

5.美味しいおにぎり
初めての辛い勤めを終え再び美味しいおにぎりを食べる。土方のせいで寝不足、イライラ募る男達。斎藤と沖田が団子屋へ。初めての着物、着付け出来ず斎藤に手伝ってもらう。夜、沖田の部屋で束の間の安らぎを得る。

6.副長助勤方
翌朝いびつなおにぎりと添え物を頂く。夜には綺麗な形のおにぎりを頂く。そして永倉の部屋で再び辛い夜を越える。翌朝、斎藤に廊下でぶつかるとそのまま慰めてもらい、その後部屋に案内される。
一人斎藤の部屋を見ているとふんどし発見。道場での斎藤の乱稽古に気付き見に行くがあやうく怪我をしそうに。土方に救われ斎藤の部屋に戻る。縫い物の仕事を貰う。

7.お盆の上の真実(まこと)
斎藤の部屋に衝立が届く。裁縫の仕事を皆が見にくる。原田と沖田が永倉を謝罪に連れてくるも気まずくなる。斎藤と月見しながら晩御飯。おにぎりを作ってもらい、お盆の謎を教えてもらう。
斎藤の瞳が月明かりの中だけ黄金色に輝く事を知る。茶ではなく酒が欲しいと斎藤が呟く。

8.若狼
数々の修羅場をくぐり不死身と言われた明治の斎藤と、目の前の若い斎藤を比べる。斎藤剣気を受け腰を抜かし部屋に運ばれる。斎藤にもっと俺を頼れと言われ沖田の病を打ち明けるが隣室で沖田が聞いていた。

9.お留守番
近藤が戻り妾役から解放。居場所を斎藤の部屋に割り当てられる。沖田に風邪の予防策を伝授。浪士組が忙しくなり屯所でひとり留守番中にお梅に出会う。

10.誕生、新選組
初めてのお風呂、斎藤と沖田が見張り。新選組命名。土方に仕上げた羽織りを返す。情報は斎藤と沖田に伝えろと言われる。初めての夜を謝罪されるもふざけて終わり仕返しを心に決める夢主。斎藤の花街話に少し落ち込む。

11.祝杯
斎藤に仕上げた袴を渡す。新選組始動を祝して斎藤の部屋で祝い、乾杯を教える。初めて酒を呑み弱いと知る。二人に絡んだ後眠る。斎藤と沖田が二人で飲むのも初めてだった。

12.二人の朝
山南に会う。斎藤に連れ出され二人きりで出会い茶屋に。斎藤は窓辺でひたすら時が過ぎるのを待つ。嬌声に耐え気を張りすぎ疲れた斎藤も夢主が寝た後寝るが、夢主が起きて斎藤の残り酒を呑みまた寝てしまう。

13.血の臭い
屯所に戻るとみんなから漂う血の匂いが気になる。斎藤は土方に茶屋でどうだったか聞かれる。芹沢粛清が近づく。その芹沢に見つかり連れて行かれ襲われ手と肩に傷を負う。お梅に助けられ戻ると原田に会う。
斎藤に傷が見つかり訳を話さず怒られるが、斎藤がどなった事を謝罪。薬を塗り優しく慰めてくれる。

14.粛清の日
沖田が傷を見に来る。芹沢粛清当日。男装して角屋へ。途中お梅に会い最後の会話。角谷で斎藤と永倉と過ごす。再び酒で酔う。永倉に気を許していないと斎藤が気付く。

15.小さな居場所
角谷を出て初めて休息所へ。永倉と沖田が交代し斎藤と三人で夜を過ごす。沖田が一番隊組長!とふざける。肩の薬を塗ってもらう。夢主が寝た後に沖田が粛清の報告。
休息所で俺達とヤッてると思われてるぜとからかわれる。沖田の野菜嫌い特に壬生菜嫌いが発覚。

16.湯屋通いと屯所への帰還
初めての湯屋へ。酒屋に立ち寄り比古清十郎とすれ違う。斎藤に昔を訊ねるが話してくれない。斎藤と沖田が二人で晩酌。山崎初登場。屯所へ帰還。
夢主も座敷で食事が取れる事に。座る場所で拗ねて原田の横へ。原田と親密に。湯屋へ斎藤・原田と向かう。落ち込む沖田だが夢主に言葉をかけられ元気を取り戻す。

17.
斎藤が半纏と丹前をくれる。食事の席を斎藤と沖田の間に変える。夜、沖田が部屋に遊びに来る。茶を入れにいきヤケド。斎藤土方に薬を借りるついでに夢主を京見学に連れ出す許可を貰う。斎藤の打ち身薬が嘘だとわかる。

18.湯屋時
珍しく土方と外へ。湯屋へ。帰り道、夕焼けの中を散歩。土方の姿が夕陽に映え美しく思わず見とれる。土方が再びあの夜を謝罪、艶っぽい空気に・・・困っていると斎藤と沖田の隊が現れる。土方に嘘の約束をする。

19.市中見物
土方に薬を返し雑談、おにぎりの礼、媚薬あるぞとからかわれる。休息所で"ヤッてる説"嘘発覚。京見学、お昼食べて団子屋へ。斎藤が夢主の団子を食べる。団子屋のおばちゃんに恋を応援される。赤い髪の剣客目撃。

20.銀の星、金の月
緊張した京見学に変わる。斎藤が櫛、沖田が紅を買ってくれる。葵屋を見に行く。帰り道冷えたので斎藤が羽織りを貸してくれる。

21.月見水
ほんのり冷える中、縁側で斎藤と月見、斎藤が酒の変わりに水を用意。斎藤に触れられ困る。仕返しをするがすぐにやり返される。眠くなると斎藤に布団に運んでもらった。斎藤の血の臭いは気にならないと告白。

22.見定め事と中途半端な君
緋村初登場。夢主の存在が飯塚にばれる。休息所で赤髪の事を話す。沖田が病の事を知っていると告白。力を合わせ乗り越えようと約束。弱いお酒で危険な酔い方をし、結局斎藤に強い酒で寝かされる。

22+ 幕】剣客達の恋話と色話 22と23間に入る色話
斎藤と沖田が眠る夢主の横で晩酌しながら女の話。沖田の美しい話から、斎藤の妄想が広がっていき・・・沖田怒り爆発寸前に。PASSは斎藤一生まれ年を西暦で

23.教えてお兄さん
原田に晩酌を誘われ、その時斎藤と沖田がギクシャクしてると相談。原田が夢主のお兄ちゃん宣言。夢主は酔って原田に絡む。斎藤と沖田に見つかり最後は眠らされて部屋に運ばれる。原田に窘められ二人も仲直り。

24.冬の刺客
皿洗いを始める。井戸のそばで稽古する沖田に手を温めてもらう。鵜堂刃衛に出くわし軽く術を掛けられるが土方に助けられる。土方や斎藤に対処法を伝える。
将軍警護があると告げる。淋しそうにしていると斎藤に甘えろと言われる。背中に甘えればよいといわれ戸惑う。

25.
斎藤の背中を一日目で追いかける。斎藤から優しくされるが受け入れられない、理由は言えず。斎藤と沖田の絆を知る。沖田から古い道着を借り稽古をつけてもらい、そこで夢主の悩みを沖田が聞きだす。沖田が夢主に求婚。

26.気まずさ
洗濯した道着が干せず原田に手伝ってもらう。沖田からの求婚が広まっていた。気まずく斎藤の部屋に戻れず原田の部屋へ。斎藤が作ってくれたおにぎりを持って部屋に戻る。斎藤に甘えろド阿呆と怒られるが幸せな一時。

27.墨の黒と、紅の赤
食事の時に沖田の求婚話で藤堂に絡まれる。筋肉痛の報告。大坂に行っている間の連絡手段として、文・字が書けるか確認される。前川家女将に紅を持ってこいと言われる。鏡を借りる。紅の相談で似合うだろうと斎藤に言われる。

28.おもしろき、雪遊び
寒い朝、沖田と稽古。突然沖田が斎藤を連れてくる。沖田の一刀を受けてみるも吹っ飛ばされる。稽古の途中雪が降ってくる。翌朝斎藤、沖田と雪遊び。『豊玉話』で盛り上がる。最後は土方に怒られる。土方、俳句を呟く。

29.小さな酒宴
前川家の女将に紅を催促され観念、綺麗に着飾り座敷へ。幹部皆のお酌をして回り、早々に席を立つ。沖田退出試みるが妨害される。斎藤は宴を抜け出すが酒が手に入らず渋々部屋へ。そこへ着飾った夢主が現れる。

30.君の行方、その想い
斎藤の晩酌の相手。斎藤が夢主の麗しさに酒を吹き出す。乙女椿のようだ。酒が入ると人が斬りたくなる・・・人が斬るのが好き・・・未来の噂で雑談。戦乱で離れ離れになっても斎藤が探し出すと宣言。途中沖田がやってくる。沖田の剣の理由を訊ねる。斎藤に美しいと誉められる。いい雰囲気に・・・。

31.お餅つき
年末の大行事お餅つき。裸祭り状態で戸惑う夢主。斎藤の口から「昔」という言葉が。

32.屯所の大晦日
屯所の大掃除で皆の手伝い。沖田咳き込み手拭いを巻いてあげる。誕生日の話に。沖田が同い年になりたがる。斎藤の歳を知り部屋に戻り顔を見るが笑ってしまい怒らせてしまう。
再びお手伝いに行くが永倉、藤堂が怪しい行動。原田の部屋で春画を見つける。斎藤の部屋に戻り仲直り。斎藤が春画に悪戯書きをしていたが夢主は気付かなかった。

33.おめでとう
斎藤と年越し。初詣して原田と永倉に会う。永倉の謝罪を封印。斎藤に祝いを伝え誕生日の風習と二十歳で成人の話を伝える。おにぎりでお祝い。おでこコツン。

34.出立の時
新年の挨拶。斎藤もしもの金子を渡す。初対面の印象を話す。いい雰囲気になるが土方の見回りで我に返る。新選組大坂へ。斎藤と沖田が女性観の話。斎藤、夢主と長く共に過ごし心も体も惹かれ迷いに気付き大坂で女を買うか悩む。

35.夜の闇へ
斎藤、土方に夢主との関係をつつかれる。夢主の抱えている秘密の想いを沖田が知っていると土方に告げる。夢主最初の文を送る。京の夜に抜刀斎が現れ清里を襲う。斎藤はついに女を買いに、心の闇へ迷い込む。

36.文を囲んで
女を買って晴れない顔の斎藤は沖田に笑われる。夢主からの文が届き、皆が貰うように。文に歌が添えられ始める。恋の歌と勘違い?沖田が貰う。斎藤は最後の文、斎藤にしか分からない月見水の歌を貰う。

37.手土産
一人過ごす屯所で嫌な気配と空耳が。気付いた時には鵜堂刃衛に拐かされる。飯塚が絡み緋村の元へ。発熱。緋村の協力得ようと比古師匠の言葉を思い出し昔話をする。間者の疑い晴らすも緋村未だいぶかしむ。

38.知らぬままに
動いてくれない緋村に心を抉る言葉を浴びせる。闇を思い出す緋村。新選組も異変に気付く。山崎が調査し結果を土方へ報告。緋村は夢主を遠ざけようと屯所へ帰す決心、夢主を気絶させる。

39.眠ったままに
気を失ったまま屯所へ戻される。緋村八木家の子供に託し去る。斎藤と沖田が戻り夢主確認、子供・使用人から話を聞き赤髪が絡むと知る。斎藤は夢主の為と淀みに足を突っ込む決意を固める。三人で束の間の休息。

40.小さな変わり
妙な夢を見た斎藤。皆が集まり目を覚ます夢主。土方も加わり事情を説明。少し痩せたと指摘される。連れ去られた状況と戻れた理由を推測して説明する。土方飯塚に心当たりあり。夢主を策士だなと笑う。
斎藤達が夜番専任になると知る。刃衛追跡部隊が全滅し追跡を断念。沖田は夢主に抱きつこうと目覚めを待つが叶わず。

41.嫉妬
誘拐時に辱めがなかったか確認される。夢主も斎藤に開放時の事を確認、抜刀斎の話をする。大坂へ送った文が恋文と勘違いされていると知る。恋歌を斎藤にからかわれる。
沖田が斎藤に抱きつかれたか聞かれる。沖田は夜の巡察で斎藤にその事を迫る。夜の巡察に出る斎藤の身を案じる。

42.夢の続き
夢主が斎藤と同じ夢を見ていた。変な夢を見たと話すが、斎藤の夢の続きが語られた。沖田の目元のゴミを取ってあげると、そのまま抱きつかれる。斎藤が通りがかり思わず呼び止めるがすぐ行ってしまう。沖田は何とか誤解を解く。斎藤はやれやれと思いつつ夢主の頭をぐりぐり撫でて慰める。

43.いけない事
忙しい斎藤、淋しく思う。手荒れに薬を借り、斎藤の申し出を断り自分で塗る。夜の巡察から戻ると斎藤の布団で寝ている夢主、戸惑う斎藤。原田に助けてもらう。非番に三人湯屋に行く。斎藤と沖田共に湯に入ってもらいゆっくりする。帰りに梅の花を拾い土方に届ける。いけねぇなぁと言われるが意味が掴めず斎藤に教えてもらうが本当の意味は知らされず。沖田が夢主の真似をし土方が似てる!と怒る。斎藤の個人的な仕事を知る。

44.本気のお稽古
斎藤との稽古、恥ずかしくて躊躇。沖田に打ち込む稽古を斎藤の提案で行う。沖田が席を外すと斎藤が打って来いと要求。打ち込むも柔術で返され床に転がる。命を捨てるなと話を聞かされる。水を飲みに行く。戻ってきた沖田が斎藤に苛つき打ち合いが始まる。人斬りとの交戦権を賭ける。戻って二人を見て戸惑う。現れた藤堂の悪戯で斎藤と沖田決着。手荒れ治っておらず斎藤に咎められ薬を塗られるが手つきが厭らしく戸惑う。

45.眠れない刺激
斎藤の感触が消えず眠れないうちに巡察から斎藤戻る。寝ていないのかと気にする斎藤、隣に座ると頬をなで呼びかけられる。薄っすらした意識で聞く夢主、切なくなる。
日野から客人。沖田に同席求められるが断る。斎藤の傷を見る。自分の膝小僧の傷を見る。斎藤に過去を予測される。思わず泣くが優しく慰められる。手の薬を今夜はただ優しく塗られる。幸せな気持ちで眠りに付く。

46.お花見
沖田に花見に誘われるが断る。沖田は近藤に改めて好きな人だと紹介するつもりだったが実現せず。斎藤と壬生寺に花見へ。桜を拾って帰り酒に浮かべて楽しむ。酔って未来のワンピースを着て斎藤を驚かせる。斎藤は酔って記憶に残らないだろうと、お前が欲しくなると気持ちを伝える。

47.どこへだって
目覚めるとワンピースがない。斎藤が隠した事を知り沖田に手伝ってもらい探す。土方の言葉で斎藤が捨てたと勘違いし屯所飛び出す。壬生寺で斎藤の部下に宥められる。巡察時に斎藤と沖田が自分の話で盛り上がっていると知る。桜吹雪の頃に斎藤と壬生寺へ来ると約束をし帰る。下着干す場所聞いたら斎藤赤面して逃走。

48.花吹雪
斎藤と壬生寺へ。見事な桜吹雪、突風に驚くが斎藤がかばってくれる温かい一時。沖田が花見団子を手に駆けつける。沖田達の行く末を思う。巡察時の捕縛優先礼が出る。幹部達反対するも最後には了承。斎藤夜の巡察へ。

49.池田屋事件
傷ついた鉄の鉢金を土方に見せてもらい胸が痛む。屯所内の昂ぶった空気に戸惑う。沖田は夢主が心の安らぎ、斎藤は酒と女と聞く。斎藤にからかわれる。斎藤は半分本気だった。古高俊太郎捕縛、池田屋事件へ。沖田に補水、藤堂に鉢金の助言。帰屯時、斎藤は抜刀斎の姿を確認。みんなを迎える。部屋に戻る斎藤の様子がおかしかった。

50.褒賞
褒賞金が下り屯所内はお祭り騒ぎ。斎藤も激しい捕縛の日々に気持ちが昂ぶり抑えられなくなっていた。夢主を誘うが我に返って花街へ。昔の馴染みに再会、一夜の遊びが過ちへ。斎藤の戻らない夜に沖田が気遣ってくれる。沖田が自分を愛すると共に、母親の愛情を求めている事に気付く。斎藤がずっと馴染みの女と関係が続いていたと誤解する。

51.想い違い
斎藤戻らぬ夜を女通いと誤解。昂ぶりを抑えようと夢主を避けていた斎藤。沖田に咎められ斎藤屯所へ。非番の時間と共に過ごす事に。斎藤から鉄扇を貰う。斎藤が呼び出され一人残される。斎藤の女を見たくなり屯所を脱走。迷子になり葵屋へ辿りつく。蒼紫に見つかるが翁に助けられ屯所に戻る事に。可愛い操ちゃん目撃。

52.仕置きと罰
蒼紫に連れられ戻ると土方を発見、託される。斎藤と沖田を処罰に、夢主に仕置きと言われるが、斎藤の相手の女に会わせてもらう事に。太夫と土方と酒を呑み酔いつぶれる。土方と太夫で斎藤に会わない話がつけられる。屯所へ戻ると土方は斎藤を咎める。

53.切ない三人夜
斎藤と沖田に脱走の話をする。淋しかったと聞かれ認めると二人に抱きしめられ淋しさを埋めてもらう。恥ずかしいが嬉しく、もっと斎藤に包まれたいと思う。沖田が部屋で共に寝ると言い出し、部屋に刀を取りに行くと、斎藤の背中に抱きつく。斎藤は一旦体を離すが夢主の淋しげで弱々しい微笑みにつき抱きしめてしまう。沖田に目撃されごまかすが、沖田も夢主からだと気付いていた。

54.謹慎の最中
夜は沖田も斎藤の部屋で過ごす事に。夢主の寝顔を二人眺める。三人謹慎中の朝寝坊姿を皆微笑ましく見る。目覚めて厠の帰りに平隊士の衆道現場を目撃、斎藤追い払う。それが誘いだったと知り怯える。刀の手入れ。

55.守り人
謹慎中、暑さ凌ぎの話をしいつかの水に濡れた夢主の姿を思い出す二人。土方に衆道の件を伝える。斎藤に一芝居打てとからかう土方。夢主がやって来た頃の思い出話。沖田が歳の事でつっぱねる。斎藤から守ってやると強い意志を伝えられる。沖田が花嫁衣裳を着せてあげる宣言。深夜、沖田と土方の手で衆道隊士粛清。

56.紫の蝶、蒼く(しのちょう、あおく)
謹慎終わり。土方に挨拶に行くと六条付近浪士探索の要請が届き出陣。再び一人屯所に残る。夜、山崎が暫く戻れないと告げに来るが驚いて尻餅。藤の花を見つけ、後に蒼紫の仕業と知る。残った仮病の平隊士に襲われそうな所、蒼紫が助ける。

57.花の主
新選組帰屯。斎藤畳の変化に気付く。休息所向かう時に斎藤一芝居、二人いい関係なのだと思わせる。勘違いした沖田本気で怒り止める島田をぶん投げ追いかける。休息所につくなり床に組み敷かれるがあまりの慣れっぷりに呆然とする。原田と永倉に好い人が出来たと聞く。斎藤追ってきた沖田の刀に突かれそうに。蒼紫の話を二人に告げる。蒼紫と翁が夢主の事を話す。

58.休息の時
禁門の変。ひとり残る夢主の下へ度々藤の花が届く。帰屯した斎藤にマッサージを施し斎藤は寝てしまう。沖田も同様。原田と永倉に祝いの言葉を告げ、いつでも頼れとの言葉を貰う。部屋で眠る二人に労いの言葉をかけ、暑さ凌ぎに扇で風を送ってあげる。

59.物は試し
雨戸の悪戯書きを目撃。近藤の養子の話しに沖田は身の自由を宣言。二人の洗濯物を畳む。褌の洗い方を教えるといわれ照れる。江戸に向かう前の藤堂と話す。二人きりになった休息所で斎藤に男女の関係を誘われる。言葉にすると気が晴れるからこれからも誘うだけ誘わせろと言われる。

60.恋文
月見の約束をする。土方に茶を届け行軍録下書きを見て、斎藤の名を探す。土方の貰った恋文の山を見る。沖田も山ほど貰うが斎藤は渡させないと聞く。沖田が恋文を書いてあげると言い、斎藤もこっそり書いて渡す。二人共渡したのは恋文とは違ったが夢主には嬉しいものだった。字が読めるようになりたいと思う。

61.字比べ
字を学ぶ手筈を整えてもらう。論語で学ぶ事に。沖田が本を読む様子を日新館の子供と重ねる。斎藤と日新館と什の話をする。学んだ分の写しを書いていると、斎藤も写しを書いてくれた。沖田も書く約束。

62.十三夜
十三夜の月見。沖田に山南が気の病と聞く。沖田は三人で呑んだ後山南と月見。ふたりになり夢主が酔い始める。斎藤の剣気で少し正気に戻ると判明。落ち着きを取り戻りて二人で月見を楽しんだ。

63.伊東甲子太郎
土方と山南のすれ違いが明らかに。土方にとっての斎藤の存在、斎藤は時に土方の話の聞き役となっていた。秘密裏に指令を受けることも。今回は伊東を調べる事に。夢主が伊東と出会う。斎藤に伊東と御陵衛士の話を伝える。比古師匠を探す事に。行軍録に永倉の名が無い事を指摘し土方が夢主の存在の重さを再認識。

64.雪の帰り道
湯屋への道、斎藤と沖田への町娘達の熱い視線に気付く。夢主を睨む身なりの良い娘がいた。聞き込みの最中に雪代縁がぶつかってくる。土方と山南は屯所移転でもめているらしい。屯所が移っても斎藤と一緒の部屋が言いと伝える。

65.伊東の値踏み
伊東が道場で隊士達を値踏みする。斎藤を気に入り沖田を毛嫌いする。沖田も伊東は嫌い。伊東は斎藤を酒に誘い土方に手回しし早速酒席を設ける。夢主も誘われるが断る。次の機会にと威圧される。伊東から着物の直しを受ける。斎藤の稽古着を洗いながら沖田と、斎藤と伊東の話をする。

66.差し向かい
斎藤と伊東と島原で酒席。行く前に京の町を巡察目線で案内。酒席に芸妓を呼ぼうとする伊東を制して二人で呑む。伊東は斎藤に揺さぶり誘いをかけ、夢主との関係を訊き後ろ盾を変わると言われるが断る斎藤。話が終わり芸妓らを呼ぶが全員伊東のそばに座らせた。

67.折り合い
酔う伊東を置いて抜け出す斎藤。屯所に戻り土方に報告、互いの信頼を確認。部屋では夢主起きており気を殺せていたと斎藤に褒められる。伊東の夢主への執着を伝える。沖田は嫌いな伊東だが山南の話し相手になってよかったと認める。伊東は土方に夢主との酒席を約束させる。

68.余儀なき酒席
昨年末を振り返る。永倉と伊東の部屋へ。和やかに酒が進み伊東は優しいのではと考える。永倉は席を離れそのまま伊東の手下に屯所外へ連れ出される。ふたりになり伊東が強い酒、自白作用のある薬入りの酒を与える。朦朧とする中伊東のこれから、斎藤の事を話す。伊東に口説かれるが酔いの為まともに取り合わない。部屋を出ようとすると伊東に押さえつけられるが斎藤が駆けつけ救出される。薬のせいか予想外に落ち着いていた。

69.あの人の好きなもの
土方と山南が言い争う中、沖田が淋しげに斎藤の部屋へ。山南の部屋に伊藤が向かい、土方が出てくる。土方に呼ばれた斎藤と沖田は改めて土方の力になると約束。斎藤の誕生日の祝いを考える。小姓の少年に伊東の着物を託し斎藤の好きな物を聞く。土方は小姓に夢主に近付かないよう助言。

70.大津
伊東から礼の団子を貰い斎藤・沖田・小姓の鉄之助と食べる。初雪に巴の最期を思う。斎藤に山が見たいと願い連れ出してもらうが、大津は行けないと知らされ甘味処で善哉を食べて帰る。斎藤は焼き餅を食す。雪の中の相合傘。初めて白梅江の香りを知る。剣心の頬に二つ目の傷が刻まれる。

71.想いはまだ
大晦日隊旗を振ったりはしゃぐ隊士達。一日早い斎藤の誕生日祝い。熱燗でご機嫌斎藤。幸せな時間に斎藤への気持ちを伝えそうになるが「それ以上言えば口を吸う」と止められる。気持ちを知って尚肌を重ねられないのは辛いと斎藤の本音を知る。酒を止め壬生寺へ年末詣出。

72.重ねる望み
壬生寺で待ってやると窘められる。待たせる理由はわかると斎藤「待つのはお互い様だな」。斎藤の背に隠れて甘える。人斬りで動き始める前の志々雄真実が偵察に。屯所へ戻り二人でおにぎりを作る。斎藤からどこにいても生きろ、それが一つだけ願うことと聞かされる。戦乱で分かれても必ず会いに来てと伝える。眠る夢主を寝かせ髪に振れる斎藤。

73.籤吉凶
夜中厠に起きると斎藤まだ起きていた。酒の残りかふらつく。朝御神籤をくれる沖田、原田と永倉が茶化しに来る。風邪が発覚、沖田の部屋で療養、鉄之助が世話役に。斎藤の夢主への気遣いに鉄之助無性に照れる。

74.其々の退けぬ夜(それぞれの ひけぬよる)
山南の脱走が発覚。山南の疑いを晴らすため沖田が後を追う。斎藤は京の夜でついに緋村抜刀斎と出会い初めての対峙。沖田は大津宿で山南と遭遇、宿で話をする。山南は死ぬ気、沖田は自分の夢を話す。戻った斎藤に襲われそうになり叩いてしまう。出て行く斎藤、すれ違いに土方が。大坂での話を聞く。土方に不満を告げ少しだけ気が晴れる。

75.灯火
戻った斎藤を土方がたしなめる。部屋に血の臭いが残る。斎藤の血の着物を洗っていると斎藤がやってきて謝罪。山南切腹、夜自室にこもる沖田を慰める。斎藤の部屋に戻り今度は夢主が斎藤に慰めてもらう。

76.露見
山南の葬儀が終わり気丈に振舞う沖田は斎藤と休息所へ、斎藤は沖田に夢主襲いかけた報告。屯所に残った夢主に伊東が接近、山南を大津へ差し向けたのは自分と告げる。夢主の哀しみを紛らわせる為の芝居なのか自分への憎しみを向けさせる。伊東に関する知識は少ないとばれる。戻った二人に山南の件を報告。斎藤ひとりに土方との秘密の約束を打ち明けるが、死期を告げたも同然といわれ驚愕。屯所が移っても同室がいいと希望。

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