〜御品書 参※ネタバレ目次※

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〜御品書 壱 〜御品書 弐 〜御品書 参 〜御品書 肆 御飯を食べる

1.コトハジメ
会津候より土地家貰う。洋式取り入れた日本家屋、外から見えない造り。家見て回る。西洋時計、風呂。再会に燃え上がる二人沖田止める。道場で今までの話。髷切り、警察の仕事、九枚笹紋入れ、土方の最期。夢主に斎藤ついていき寝床で接吻、許しの目を喜ぶ。沖田と酒もやめたと止める。新選組は終わらないと語る。沖田祝言の準備引き受ける。猪目二人分を鏡台に。褌の洗い方教わる。これから共に生きる事を確認しあう

2.新枕(にいまくら)※R18
初めて体を重ねる。夢主と共に歩く時は警察の上着脱ぐ斎藤。初めて蕎麦を一緒に。心配性の斎藤夢主を家に送ってから出勤。沖田久しぶりの色街へ。斎藤夜道を歩きながら夢主を抱きたいが大丈夫か案じる。夢主玄関で待つが寝てしまい斎藤が抱えて床へ。目覚める夢主、求められ戸惑いつつ応じ、迷いの理由打ち明ける。途中乱心するが斎藤の気遣いで優しく求め合うことが出来る。斎藤は心の中で夢主への正直な思い全て自認、全て受け入れ守ると誓う。

3.白い小袖の女
白い小袖着る。沖田に紫色の肩掛け、ショールを貰う。小国診療所訪れる。日本橋本町の薬問屋へ。帰り道で縁とオイボレに会う。オイボレ、沖田の剣腕見抜き左頬に傷がないか確認する

4.上野の山
上野の山へ桜を見に。彰義隊と原田の弔い、酒を捧げる。原田の変わりに斎藤に頭ぽんぽんしてもらう。花見客の喧嘩で斎藤が出て行くはめに。永倉に会い祝いの酒貰い御陵衛士残党に気をつけろと忠告受ける

5.淋しがり屋の恋女房※R18
沖田祝言支度、容保に出席依頼。斎藤はほぼ毎日沖田屋敷を通り抜け。妙な傷残す御用盗の忠告、焼け傷は明かさず。警察に軽く誘い断られる。斎藤帰り遅い日が続く。寝てる夢主起こしてしまい祝言日取り告げる。ぎゅっとしてもらう。肌を重ねて「愛してる」翌朝本当に夫婦になって良いか訊ね「生き残った者の勝ち」斎藤の言葉を夢主が語る

6.祝言の時
祝言。容保に斎藤壬生時代に夢主の報告は受けてないとからかわれるが、それでいいと認められ祝福される。容保の望みで斎藤沖田手合わせ、最後は容保が止める。斎藤は敵のそばにいてこそと語り夢主にも祝福の言葉。大家の婆も容保と会話、沖田には道場を開けと進言。斎藤に髪梳いてもらい櫛買った時の話、あの頃と違い抱きしめても戸惑わない夢主の表情を確認。今日は大丈夫と三人祝いの伏見の下り酒、土方洋酒話

7.蛍火
団子屋で幼い宗次郎に遭遇、気付かないが団子奢り覚えておいてと伝える。宗次郎はこんな人を糧に出来たらと考える。志々雄、仕事の後に小遣いやると宣言。夢主暗くなった帰り道で沖田と蛍見かける。紺碧色の長着を斎藤に買う。沖田の行く先に斎藤勘付く。沖田道場の看板掲げ容保推薦の子供が通い始める。斎藤と蛍を見に行き蛍達に昔の自分を重ねる。川辺で抱擁口付け

8.大きな蛍※R18
川辺で沖田目撃。手繋ぎたがり指先繋いで帰宅、蛍の舞にあてられた斎藤に求められる。沖田に好い人いるか、何故川辺で見かけるのか聞くが答えてもらえない。夢主のおかげで変った物があると言われる。夕べの抱擁目撃されており斎藤気付いてた。沖田行く先は吉原と教える。一緒にお風呂、斎藤沖田とたまに手合わせしてると知る。床で肌重ねる。斎藤焦らし擦り自分入れさせて後ろから(˘˘*)翌朝寝惚けて『斎藤』と呼ばれる。おにぎり置いて出勤。斎藤沖田に吉原通い鎌かける

9.思い出の朱景色
吉原馴染みの店で沖田と楼主会話、大坂で助けた人物。毎回相手を変え愛妓を決めろと迫られ断る。沖田二度目の相手と京の話懐かしむが君はもう買わないと宣言、売れない遊女。斎藤洋装+袴+ハンチング帽姿で吉原訊ね話聞く。密偵として遊郭を情報源にする。斎藤と沖田吉原話。斎藤雨に濡れ帰宅、外は嵐に、体を風呂で温め就寝。先に布団で待つ斎藤、誘われ断る。吉原に行った事あるか訊ねる。嵐の恐さで斎藤に甘えながら寝る

10.斎藤の嗜好品
斎藤風邪、警察署の場所知りがるが叶わず後日。嵐後の庭掃除、沖田屋敷も手伝う。沖田家裏塀に大穴。座るたび外す刀が不便そうと刀話に、菊一文字の今後気になる。出勤するが早退の斎藤沖田に早く吉原の話しろと言う。夢主薬買出しで赤べこ発見。転び妙と父に助けられ花浅葱の着物借りる。可愛い小物入れ見つける。斎藤赤べこで初めて紙煙草、夢主に辛く当たり妙父に咎められる。夢主忘れた薬持って帰宅。斎藤に拒まれるのを恐れる夢主、斎藤詫びのつもりで大人しく布団で療養。二人の着物がまるで揃いの様な色

11.心配性な人
夢主が発熱、沖田に鍵預け皮肉言われ斎藤出勤。土方近藤を思い出したくない沖田に煙草煙たがれる。沖田初めて斎藤宅上がり夢主好きな梅粥作る。斎藤密偵仲間から刀狩の話を聞く。新井赤空の刀や長曽祢虎徹の話。塚山商会調査決定。夜沖田は淋しいのかと斎藤に訊ね家族の様な存在になれたらと願う。斎藤深入りするなと忠告。淋しい男、優しい男にも注意しろと

12.秘め事
志々雄長曽祢虎徹入手。赤べこの妙と仲良くなって良いか斎藤に訊ね自由にしろと言われる。斎藤と吉原行く約束。斎藤変装し塚山商会調査、由太郎遭遇、無名の日本刀入手。妙着物二度洗い中、後日浅草で遊ぶ約束。浅草への道聞き斎藤と待ち合わせに行くが沖田見かけ追いかけ、沖田に吉原引き入れられ理解求められる。華焔と華火が通り過ぎる。最後斎藤現れる。三人で晩ご飯。沖田に一定の理解示す

13.明治の夜酒※R18
妙と浅草花屋敷へ。花浅葱の着物貰う。二夜の月のうち十五夜、中秋の名月。団子ススキ酒用意し斎藤と月見酒、酔ったのかわからない斎藤に抱かれる。強引ながら焦らされ続け、途中から止まらない刺激で寝かしてもらえない。翌朝庭木の手入れする斎藤に「嫌じゃなかった」

14.忘れた頃に
斎藤武具の手入れ、夢主は箪笥の整理。手紙の全てに目を通し感涙。京の頃に蒼紫が残した藤の花が消えている。覗き紋の小袖が見当らない。斎藤が既に紋入れに出していた。鉄之助が土方の遺品・桜の花びらの陶器を持って訪れる。志々雄、宗次郎に俺の刀になれと告げる。雷のほら穴

15.制服 ※R18
斎藤に妙にどこまで伝えて良いか確認。密偵の仕事で夢主狙われまい、個人的恨みはあり。赤べこ雑貨・小間物屋から牛鍋屋へ看板替え、手伝い、道場まで夜道送ってもらう。手伝いの礼にビロード敷き洋式小物入れ貰い、桜の猪目入れる。道場で斎藤と沖田が手合わせ。姿見せない抜刀斎に苛立ち、維新十傑暗殺の話。斎藤は抜刀斎捜索もしてる。牛鍋試食、沖田に女装勧め笑う。茶豆飲む。店内客から注目、店の手伝い誘われ断り、裏の手伝いならと。妙、沖田の顔に見覚え有。沖田、抜刀斎に礼が言いたい、剣を合わせたい。斎藤、赤べこ制服外で着るな。口吸いが茶豆の苦い味。臭い付いた着物斎藤が脱がせ外に干す。警官姿のまま妻に手を出す。雨戸開いたまま夢主に声我慢させる。制服に皺をつけたまま斎藤登庁

16.前ぶれ
覗き紋の小袖に紋入れしてくれた。警視庁への道のり訊くがまた今度。沖田誘い警視庁へ。沖田は団子屋で待ち、宗次郎に遭遇、初めてではない。刀の話。密偵仲間赤篠に妻の訪問知らされ面会方法、場所教える。一般と別の面会室で斎藤に押し倒されそうになる。斎藤は赤篠を不審に思う。帰り道迷いそうになり赤篠扮する警官に助けられる。不審な男赤篠から逃げる。赤篠に京行き振られ了承、片月見を妻に詫びる。斎藤に名を伏せ宗次郎の話。離れる前に肌を求める斎藤、夢主は夫が背負う物の大きさを感じる

17.詫びの印に
菊一文字則宗の話。命に代えても守るが本当にそうなったら手放してもいい。沖田に刀狙うかもしれないと宗次郎の存在伝える。斎藤は川路に面会、赤篠と言う男を確認。船で京へ行き調べ進め違和感に気付く。夢主気もそぞろで沖田が心配、晩ご飯ともに誘う。夢主豆腐買いに行き赤篠扮する豆腐売りから購入。赤篠と沖田と警視庁へ。御陵衛士残党が狙っていると告げ、囮役頼まれる。警視庁で一泊、沖田と赤篠は扉前で警護。翌日沖田は稽古へ、赤篠と任務へ。京から戻った斎藤、背後狙う残党斬る。斎藤怒り赤篠攻撃、近付いた夢主に肘が当たる。珍しく斎藤動揺、料亭で介抱。赤報隊と御陵衛士残党繋がりを知る。豆腐美味しかったですといい笑われる。痛みが引くまで気を逸らそうと斎藤、妻に優しい口吸い繰り返し、夢主クスクス笑い続ける

18.秋夜の鳴声 ※R18
大家の婆に栗貰う。甘い栗料理作る約束、沖田は栗ご飯を。試衛館時代の話する。夜、作った栗料理つまみ食いしてると斎藤帰宅、むせる。秋の虫の音楽しむが目を瞑っていると斎藤にからかわれる。珍しく自分から斎藤に触れ、手見見惚れ違いを実感。斎藤にお前にしか守れない物もあると言われる。虫の音よりお前の声と愛でられる。座ってする。志々雄と宗次郎、才槌と不二に出会う。新井赤空死す

19.その男、実業家
栗料理斎藤に褒められる。斎藤、沖田に昔の話してやってくれと伝える。土方とも言浮かべ「昔話はたまにでいい」、自分にとっての冬を思い出す。沖田は山南思い出す。看板『舞突新誠流 井上道場』、子供達に栗ご飯振舞う。夜三人で栗ご飯、昔話少し。火熨斗手に入りそう。洋服の扱い褒められる。斎藤沖田に火熨斗入手の為、武田観柳の屋敷訪問頼み、沖田が伽羅の油を髪に塗り洋装姿に。武田は沖田を親の脛かじりと判断、気持ち良くなる品勧める。郊外に豪邸建築中。夢主数日家を空ける斎藤の為着替えを持っていき、待つ間に面会室で寝ちゃう。無防備な妻のそばで斎藤一夜守るように過ごす

20.あの日の優しさ
斎藤夢主部下に託し帰らせる。妻を婦人と言う。部下と斎藤の話。沖田、斎藤に武田の件報告、吉原で得た情報も。武田は薬に阿片混ぜ売っている。郊外の屋敷の地図、斎藤は間違いと告げ武田の屋敷とは伝えない。夢主人力車に乗る。警視庁まで人力車で行けると知る。赤べこで晩ご飯、妙と車夫に送ってもらう。土産に酒貰い一人晩酌、酔っていると帰った斎藤が剣気で正気取り戻させる。初めて共に月を見上げた夜の思い出話

21.明治四年、多忙な密偵
明治四年。誕生日祝い出来ず。沖田と洋装話。深夜物音に気付き沖田に助け求めようとするが犯人は斎藤だった。斎藤必要な荷物持ち広沢暗殺現場へ急行。勅使が出てこの捜査が最重要に。すれ違いが多く切なさ募る夢主。斎藤を送り出すついでに花見、両国花火の話。夜、不審人物捕縛。川路から新たに言われた捜査対象者は幕末の斎藤を知る男、斬殺。蒸し暑い夜

22.川開き※微R18
警視庁から初老の男が斎藤を訪ね、音信不通知る。夢主は赤べこ皿洗いなど手伝う。夜帰ると斎藤が門の内側で待つ。不用心と怒られる。斎藤、今の任務に苛立ち。妻を強引に組み敷きそうになるが正気を取り戻して仕事へ復帰。川開きの隅田川で藤田警官として騒ぎの渦中へ。若い左之助がヤクザ相手に喧嘩している。左之助逃げる。斎藤、賊を倒し他の警官に始末頼み家へ。肌を重ねた後、夢主一緒に花火が見たかったと告白、傷だらけの背、体に見惚れる。斎藤の全てを受け入れる覚悟あると告げる

23.博覧会の誤解
昼ドン始まる。沖田庭の野菜収穫。お金の単位が変わって悩む沖田。斎藤と昼ドンの話。日本初の博覧会で斎藤要人警護。相棒の女役に沖田指名。渋々引き受ける沖田、博覧会ではしなやかな仕草で斎藤揶揄う。夢主は妙と博覧会に行き、女と歩く斎藤を見て戸惑う。誤解は無事解ける。斎藤に久しぶりに抱えられ移動し懐かしく感じる

24.歯車の予感 ※微R18
明治五年マリアルーズ号事件、由美こと華焔と赤猫楼主の話。沖田は芸妓たちの噂を静めるよう頼まれるがうまくいかない。帰り道で斎藤に会い事件の話、酔っ払う沖田を斎藤送る。夢主夜更かしをして斎藤に何か隠し事。強引になったなと斎藤に揶揄われる。陸軍省で山城屋和助が割腹自殺、現場に不思議な臭い残る。のちに方治が調査。犯人は宗次郎、志々雄の指示で臭水(石油)使い取引の名簿など書類焼く。宗次郎「脇差が短い」欲しい刀があると志々雄に菊一文字の名を告げる

25.瀬田宗次郎
夢主和裁を習い始め大家の婆に余っていた反物を貰う。本人に内緒で斎藤と沖田の着物縫い始める。隠し事は嫌だと打ち明けようとするが斎藤は構わないと夢主の可愛い秘密を守ってくれた。
菊一文字の名に志々雄ご機嫌、宗次郎に時間を与える。団子屋へ行くが手掛かりなし、古道具屋や刀商を探すが見つからず団子屋へ戻り情報仕入れる。沖田の屋敷に侵入、座敷を探すが見つからず道場へ。沖田に遭遇、手合わせ願い宗次郎一本取られる。頼み込んで菊一文字を貰う許可、座敷へ戻り隠し板を外し刀を手に、下緒には桜の陶器が根付けとしてついている。夢主やって来て刀を見せる。不安になりやってきた沖田が誤解し宗次郎反射的に沖田を刺す。刺すつもりは無かった。夢主宗次郎の名を叫ぶ。沖田倒れ狼狽する夢主、斎藤が現れ松本良順縁の医者を呼び事なきを得る

26.幾年越しの約束※R18
沖田意識失い二日目、休まない夢主を斎藤心配。意識戻り痛がる沖田。実は刺されのは初めてだったが夢主には初ではないと嘘。宗次郎に刀を渡した理由を話す。看病疲れの夢主を沖田が密かに心配。斎藤が戻り沖田は寝てその間に粥を作る夢主。斎藤回復早めたいなら放っておけと。正月準備に町に出て大家の婆に手伝ってもらう。新月の年越し、縫い上げた着物を渡す。沖田が休み二人は場を離れ情事に及び秘密の小部屋を作ってしまう

27.幸せの景色
沖田の傷が落ち着く。庭に落ちた椿。梅の花が咲き香りの中で口吸い。梅の実をどうするか話し梅干しと梅酒を作る事に。斎藤酒を飲んた後の具合が良くないと告白。沖田椿を見て手で砕きそうになる。京にいた頃を思い出す。沖田斎藤にどう生きるか人生相談。後世に沖田の物語が沢山あると知る。夢主の存在の危うさを再認識、夜斎藤は上野の山へ連れ出し明治の世の夜景を見せる。仇討ち禁止の法令出る

28.江戸城の落日
梅酒の作り方を訪ねに沖田屋敷へ、外が騒がしく江戸城付近が火事と知る。上野の山へ行くが破落戸(回天党)に絡まれ逃げる途中追いつかれる。蒼紫に助けられる。斎藤が心配で江戸城行きたがっているのを察した蒼紫が連れて行ってくれる。京での夢主のありがとうを覚えていた。家から消えた藤の花を聞くがしらを切られる。操を預けに京へ行くと知り、そのまま京で過ごせえないか話すが通じない。蒼紫は夢主の秘密を知っているらしい。蒼紫が去り座り込んでいると警官に保護され斎藤が来る。蒼紫の話をして斎藤不機嫌に。蒼紫と土方似てると話す。斎藤わざと煙草の味の口吸いする

29.新しい町人(マチビト)※R18
操を葵屋・翁に預け蒼紫達御庭番衆は江戸に戻るため京を経つ。斎藤に実業家を知らないが聞くが嫁ぎ先探しかと言われ、睨み返した視線がいいと揶揄われる。沖田も教えてくれず、妙に訊ねるも揶揄われる。武田邸探しを諦めたある日、町で沖田と女が笑って会話するのを目撃、夢主恋仲と誤解するがただの道案内。相手は高荷恵。慌てて追いかけ阿片の話をして説得するが武田邸に。恵は医者の手紙を持つ

30.後悔のあと
斎藤に三日の猶予を貰う。武田観柳邸へ行き侵入考えるが蒼紫現れ塀に追い詰められ、侵入試みれば殺害任務の対象になると追い払われる。斎藤に蒼紫のこと言わない。沖田に土方の桜の陶器を借り蒼紫に渡そうとするが返された。武田邸訪問最後の日、蒼紫の手刀で眠らされる。斎藤に後は俺に任せて押し付けろと言われる。代わりにお前は笑顔で迎えてくれと。表情の変化揶揄われ百変化の顔を絵に写したいと笑われる

31.憂いの種※R18
自分でつけた梅酒の試飲。酒気を逃すため窓を開けた斎藤は空を見て明治も七年と何かに耽る。夢主は斎藤と暮らし始めてからの月日を思い子が出来ない事を気にし始める。斎藤、夢主が酒を呑む姿を見て楽しそう。そのまま床入りを誘われるが一瞬ためらう夢主、夫の幸せそうな顔に思い直す。しかし珍しく斎藤は"上の空"が続く。妙に相談すると浮気?と揶揄われるが子供の事を相談。斎藤帰宅時に梅酒を一口飲み出て行く。美味かった。山縣卿邸宅前で不審な男達発見、追跡し岩倉卿暗殺を阻止。岩倉卿と会話。斎藤、上の空の原因は鶴ヶ城取り壊しだと話すし、夢主は子が出来ない不安を告げ、互いの心を慰め合う

32.追想
沖田楼主に水揚げ頼まれる。赤猫楼の華焔の花魁道中を目撃、華火が可愛いと失言し由美に睨まれる。佐賀の乱の影響で斎藤多忙。沖田は水揚げ返事に困り吉原への道をうろうろ、斎藤と遭遇。早朝夫を送り出して眠たい夢主、赤べこ手伝い帰りに緋村剣心に遭遇し一緒に飲む約束果たす。話は比古師匠、十字傷、巴へと。大川の河原で夜を明かした緋村におにぎり届ける。斎藤がその直後夢主転ぶの目撃、声掛ける。内心、忙しい最中妻に会えて嬉しい

33.陸蒸気の景色
(##B6_1117991##が伏線話)
沖田水揚げ引き受けた。夢主大家の婆の手伝いで荷物届け神谷越路郎に会う。薫の声を聞く。この出会いに動揺、越路郎の死、越路郎と斎藤との出会いなど様々考え塞いでしまう。自分だけでなく斎藤も自分の力の限界を考える事があると知る。気分転換も兼ね斎藤に陸蒸気で横浜へ、走行中の揺れが記憶に触れ感涙。洋装シャツに袴姿の斎藤にときめく。牛鍋食し、しょくらあと買う。横浜で物盗りに囲まれるが斎藤難なく対処し賊を地元警察へ藤田の顔で引き渡す。夕方瓦斯燈見たいと願うが敵わず陸蒸気へ、車内から見える夕陽に染まる景色に感動

34.警官と密偵
敗戦者の弔い許可する官報発令、北海道で動く男在り。斎藤沖田を若旦那、理由を沖田に訊くがわからず。斎藤は沖田の水揚げ知っている。陸蒸気脱線の新聞記事、志々雄一派の仕業か心配するが違う。銀座の瓦斯燈完成の記事を斎藤が見せ、暖かくなったら行く約束。はっきり言わんと知らんぞ、斎藤夜の誘いしておいて夢主に言わせる。他所から来た密偵に東京案内、途中河原で悪一文字の子供が成長した姿で喧嘩していた。斎藤も夢主も駆け落ち美人と浪人の噂話を聞く。町の道場を案内、夢主が中年(越路郎)の男といるのを目撃、声を掛け警察手帳見せる。藤田五郎の顔を笑う夢主を懲らしめようとするが怯えられ溜め息、逆に満面の笑み見せられはにかむ斎藤

35.時代の影と明かり
武田観柳邸で医者と助手が殺され高荷恵が生き残る。斎藤事藤田家へ手紙が、差出人の杉村治備は永倉新八。東京府に石碑を立てる為北海道から出てきており、手紙で約束し再会する。沖田・斎藤・永倉が数年ぶりの再会。沖田いつか北海道へ行きたいと語る。永倉を送る途中家族の話、子供の話へ、俯く夢主に永倉が慌てる。橋の上に原田にそっくりな男、相楽左之助がいた。驚いてそのまま町をさまよううち銀座へ、点灯夫を目撃。斎藤がやって来る。「がむしん」。一緒に瓦斯燈通りを歩いて永倉との会話を告げる。影遊び、誰もいない通りで影が重なる。斎藤の姿が時代の先を行き自分が取り残されるような不安、隣に立つ不安を感じるが斎藤は払拭してくれる

36.慰霊碑のそばで
廃刀令が出て沖田の仕込み刀を考案。永倉が発起人となった新選組の慰霊碑が完成、斎藤沖田と三人で手を合わせに行く。沖田は日本刀帯びている。野犬に遭遇、二人が退治、斎藤が夢主抱えて現場から移動。慰霊碑は殺風景な場所にあった。後世と違い、町が発展する前だからだ。永倉がそばの宿場からやってきて4人の宴の夜になる。碑には沖田の名も刻まれている。志々雄と宗次郎は新しい拠点を決めていた。温泉がある小さな新月村。方治が仲間におり今は西国で騒乱を誘発する活動を。

37.不安の導き※R18
旧会津藩士永岡首謀の思案橋事件、斎藤は三島栄一郎を腕試し。帰宅し三島の腕の良さに機嫌が良い斎藤。冬の乾燥で唇が傷んでいると斎藤が血の味と香りでふざける。内乱が起きる予感。互いに存在を失う怖さを感じる。斎藤は警部補に昇進

38.鳴動の時
朝、夜にはいなかった斎藤がいた。警部補昇進を悪戯に報告。赤べこへの道で神谷薫とぶつかりそうに、薫は走り込みの最中。戦争前の不安を感じる。赤べこへ薫が、師範代になったと語る。神谷道場訪ね越路郎と薫と三人の時間を過ごす。斎藤は陸軍卿の山縣に呼ばれ抜刀斎が全国で出没目撃されていると聞く。西南戦争行と抜刀斎の捜索指示される。帰宅した斎藤は含み笑いを残して家を出た

39.寝ているお前※R18
沖田に斎藤の行方訊ね、様子がおかしいのは抜刀斎絡みではと気付く。沖田に斎藤の昇進知らせる。夜、沖田は斎藤に抜刀斎、戦争の話を。仕込み刀完成、斎藤に見せるが君の刀だと尊重され返される。斎藤帰ると寝ている夢主、お休みの挨拶をし語りかけると寝たまま返事が返ってくる。目覚めて語る二人、西南戦争前には斎藤に子供がいたと告白。淋しさを埋める為抱いてと甘える夢主

40.相楽左之助
斎藤が出征。無事見送るが涙が止まらず沖田に慰められる。新聞を毎日買い斎藤の情報探す。左之助に遭遇、落とした財布拾い食事奢られ素直に泣いて笑う時間を過ごす。明治政府、相楽隊長の話。井上と名乗る。左之助は自分が夢主の大事な人=旦那に似てる・その人は夢主より年上・夫婦約束をしたまま戦から帰らないと勘違い(旦那の名が原田だと思っている)。破落戸長屋にいるからいつでも来いと告げ去る左之助

41.蒼穹の知らせ
西南戦争での斎藤。味方の若い兵を助け刀を投げる。武器がなく、銃を拾って撃つ。東京で斎藤の記事を探して新聞・錦絵新聞を買う。薫が赤べこへ、父が戻らないと。自分も夫が戻らないと告げる。不安な心は本音だが罪悪感も。ある早朝、警視局から使い、三島が電信を持ってくる。沖田の元へ駆けてゆき中を見ると斎藤の入院の報せ

42.長旅
新聞を買う日々、紙面での藤田五郎探し。沖田と出かけ新聞大量買い。沖田は仕込み木刀所持。出稽古へ向かう薫と遭遇、沖田を兄の様に大切な人と説明、沖田は井上と名乗り剣術してると告げる。剣術小町の噂は本当と沖田、夢主慌てる。号外が出てそこには斎藤の記事が載っていた。入院中の斎藤の身を思うが現実では復隊しており、神谷越路郎と戦場で決断の時にいた。越路郎に託し若い兵を率いる斎藤。気晴らしに上野の内国勧業博覧会へ出向き懐かしい景色と感覚に祇園を思い出し錯覚、いないはずの斎藤を人ごみに探す。斎藤の帰還、喜びでうろたえる夢主、斎藤冷静。出かける約束。ありがとう

43.錦絵
妙におつかい錦絵買いを頼まれる。中島登の土方歳三を妙と自分に、赤報隊相楽隊長を自分に買う。斎藤に土方の絵を見せ部屋に貼りたいといい断られる。ちょっとした焼きもちか。沖田の部屋に貼ることに。沖田から斎藤へ吉原で一ヶ瀬鮫男の私兵団が顔を効かせていると報告。吉原では志々雄が登楼し吉原一の花魁買いで華焔と出会う。志々雄が沖田を目撃、似ていると気に留める。宗次郎に新撰組の話。

44.静観
志々雄が華焔に由美の名を訊く。由美、志々雄に対して不機嫌な顔をやめる。沖田を志々雄と宗次郎が目撃、菊一文字をあの人に貰ったと志々雄に告げる。夢主絵草子屋へ、中島登の新選組絵探しを依頼。薫と会うが様子がおかしく行ってしまう。斎藤に越路郎の最期を聞く。斎藤が夢主と神谷の関わりを聞く。神谷に近付くなと忠告。

45.選ぶか否か
忠告の意味を悟り家で斎藤に感謝と謝罪、抱きしめてもらい互いの存在を確認。気持ちを切り替え赤べこに薫が来てくれる日を待つ。絵草子屋へ寄り中島登の斎藤一を入手(体に煙草の臭い付く)帰り道に左之助に出会い錦絵覗かれる。左之助新選組知ってる。夜斎藤に絵を見せる。部屋に貼るのを嫌だという斎藤が可愛い。斎藤が夢主に酒飲ませる。障子越しの月明かりを楽しみながら。今夜は抱かないと宣言するも迷い始める。だが夢主は寝てしまう。

46.お願い
薫が赤べこへ。夢主が客の相手する間に妙に奉公人が出来たと話す薫。夢主、神谷道場は避けている。夜に辻斬りが発生、偽抜刀斎、川路と斎藤に伝わる。神谷の娘に気を配る。喜兵衛に遭遇、父の知人と紹介され目を付けられる。斎藤帰宅、偽抜刀斎の件を質問。仮眠を起こす約束するがつい一緒に寝る。喜兵衛の手下の男に大川への道訊ねられ河原へ連行され神谷道場の契約書奪えと脅され断る。危機一髪で左之助に助けられる。斎藤騒動を承知、左之助に近付くな、努力しますと誤魔化す。こまめに顔を見せて欲しいと頼む。斎藤から強い煙草の臭い。
「喧嘩屋、斬左か」「あまり関わるなよ、面倒そうな男だ」「これ以上は深入りするな」

47.もうひとつのお願い※R18
沖田と藤田家の買い置き補充へ。弥彦にすられるが見逃す。斎藤でスリの技をためし失敗、斎藤が薬包で実演。大人のスリじゃなくてよかったと揶揄う斎藤、願いを二つ伝える。洋装で仕事に付き合って欲しい・今から抱かれてくれ。朝に俺がいなくても案ずるなと。
(大きな任務に立ち向かいながら帰る場所がある嬉しさを知っている)(そこに待つ女がいる幸せを知ってしまった)

48.小高い社
報告書の中に廃刀令違反者を見つけ抜刀斎と推察、市中捜索で竹林に覚えのある剣気を感じ東京に抜刀斎がいると断定。弥彦に再会、「弥彦」と呼んでしまい誤魔化す。空の財布返される。帰り寄り道し小高い社で夕焼け町眺める斎藤に遭遇。山に帰る鳥が気持良さそう、子供っぽいと内心笑う斎藤。スリの罪の重さを質問。他愛のない話で穏やかな時間。洋装の確認、ワンピースの裾を持ち広げ肩を傾ける仕草に懐かしさ感じる斎藤。

49.紳士か淑女か ※R18
青梅を落ち着かせたような色の西洋服、斎藤いつもの潜入服で塚山商会の屋敷へ、由太郎の家と気付く。雷十太の存在を斎藤が把握。帰り銀座へ。突然の豪雨、ハンチング帽被せられる。帰宅すると沖田の道場に侵入者、飛び出す比留間兄弟、怒る沖田、斎藤は二人を追跡。道場を掃除に行く沖田、夢主は一人帰宅し着替えて乾かす。夜もう一度洋装に身を包み斎藤を出迎える。斎藤がわざと紳士ぶった言動。
『デート』『お姫様抱っこ』の言葉教える。

50.一繋がりの
斎藤、比留間兄弟の神谷道場襲撃の報告受ける。夢主沖田とは京都へ情報収集に行く左之助見送る。赤べこで妙が人相書き作成中、食い逃げあり=左之助。お金払うと言うが咎められる。剣心薫弥彦が来店、剣心が夢主と幕末以来の知り合いと薫に暴露。帰り剣心一人戻り夢主と河原へ、薫に幕末の話しないと確認&懐かしさに浸る。剣心、沖田に会ってみたい、夢主と夫と呑んでみたい、神谷道場で呑めたらいいね。斎藤、人を引き寄せる夢主に焼きもち見せる。一言いいたいが信頼しているからと言い出せず。夢主が全て承知で周囲の者達と関わりを気付いているのではと考える。
「お前が言えずにいることが徐々に分かってきた気がする」「内に秘めているこれからの出来事。ま、訊く気はないがな」(男の知り合いが増えたな)

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