ジョジョ

□2章 ジョジョ
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12才になり、私は今も病院のお手伝いをしている

患者さんが笑顔になる姿が、私にとって何よりの喜びなのだ
前世では味わえない幸せだ

「たまには今日はお外で遊びに行っておいで」

小さい私に母さんが優しく微笑みかけながら、出不精の私に外に行くように促す
思い返すと最近の私はずっと病院に籠りっぱなしだったきがする

「うん!わかったー、日なたぼっこしてくるー」

本当は病院のお手伝いをしていたいが、たまにはお外にでて日光浴をしながらぐっすり昼寝もいいかもしれない

「くれぐれも怪我しないようにね、あなたは人一倍抜けてるんだから」

「大丈夫だよ!じゃ、いってきまーす!」

病院から一歩外に出ると、紺色のドレスが風になびく
少しのびをしてから歩き出す
こうやってお休みをもらうときは、決まっていつもあの場所にいく

少し街道から外れた所にある広い芝生があるところ
ここのまわりには家が数えるほどしかない
その数あるお家もだいたいは立派な豪邸ばかりだ

芝生に身を預けて大の字になる
息をおもいっきり吸い込み・・・・吐く
新鮮な空気を肺にいれたからか清清しい気分になる

「眠くなってきた・・」

それから私は眠りについてしまった
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