ジョジョ

□3章 ジョジョ
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時が経つのも早いもので、私も17歳を迎えた
今の時代だと、結婚とかしていてもおかしくない年齢となってしまった

そして相も変わらずジョジョと遊んでる・・・・わけでもなかった
そう、あれからジョジョは同年代の友人を次々とつくってしまい、私と会う時間も減ってしまったのだ

「どうしたんだい?タメ息ばかりついているが、また舌を火傷したのかい?」

渋い声が特徴的なジョジョのお父様に私は抗議の声をあげる

「ジョースター卿・・・・私っていつも火傷したらため息をつくような女にみえるのですか!?」

暖かな気候のなか、テラスでジョースター卿とお茶をしている
何故いきなりジョースター卿とこうやって楽しくお茶会をしているかというと……






ある日ジョジョから今度自分の家に来ないかと誘われ私は二つ返事で返した

「待ってたよ名前!さぁ、行こう!」

ジョジョの家の前に着き、母から持たされたお菓子のかごを両手で握りしめた

こうやって近くでみると本当に大きくて立派なお屋敷・・・・
でも、トイレとか行くのに遠くて大変そうだな

「どうしたんだい?早く行こうよ!」

ジョジョが可愛く私の手を握る
片手にかご、そしてジョジョの小さな手

「あ!名前は犬は大丈夫かな?」

大丈夫だよと言おうと思った瞬間に、横から大きな何かにのし掛かられた
かごは死守しなければと思ったが時既に遅かった
かごは飛んでいってしまっていた


そして私は何かにのし掛かられている

「ダニー!ダメだろう!!」

「だ、だにー?ダニ!?」

あの、小さな目に見えないやつのこと!?

「違うよ、犬だよ名前」

笑いながらそう言われて、目の前の黒い物は紛れもなく犬だった
しかも可愛い

「この子がダニー?」

「そうだよ!」

「可愛い〜!」

私はダニーの頭をなでくりまわした
ダニーも嬉しいのか私の頬にすりよせる

「名前なら喜んでくれると思ったよ!よし!僕もまぜて!!」
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