東方project
□東方華月郷
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「……?」
なんだろ…あれ。
穴…? 隙間…?なのか?
あんなのこんなところにあったっけ?
「(ん…? あの隙間みたいなのさっきからこっちに向かってきてね…?)」
突然自分の足下に隙間みたいなのがあって落ちてしまった。
「えっ!」
─『??』─
「…!」
周りを見ると沢山の目があった。
正直、気味が悪い……
けど何故か来たことがあるような…。
「ようこそ華月紗奈。
私は八雲紫。ここは隙間の中よ。」
「あ、あの…何故、私の名前を?」
「隙間から見てたから分かるわ。」
「そ、そうなんですか。凄いですね、紫さん。」
「ありがとー!ゆかりん嬉しい♪」
「ゆ、ゆかりん…?あ、あの…私どうして隙間の中に…?」
「それはね、紗奈が外の世界では忘れられた者になったからよ。」
「そう、だったんですか…。」
「これからその忘れられた者が最後に行く楽園、幻想郷に行くの。」
「楽園…幻想郷……。あの、私…。」
「ん? 何?」
「前にも…幻想郷に来たことがあるような…そんな気がするのですが…。」
「それは、内緒よ♪」
「えっ…。」
「さ、行ってらっしゃい。幻想郷へ……」
「…!」
─『霧の湖』─
「…痛っ。」
ここは…湖…?
「お前は外から来た人間かー?」
「……?」
「食べてもいい人間なのかー?」
「え? 貴女は…?」
「ルーミア。」
「それでお前は外の人間なのかー。
それなら……
食べてもいいよねー。」
「食べる…?私を?! だ、駄目よ!」
「弱そうなのだー。スペルカード発動! 月府『ムーンライトレイ』」
「き、聞いてよ…; ふえっ?!……っ!」
─バコオォン
─『空』─
「な、なんだのぜ!?」
この魔法使いの名前は霧雨魔理紗。
普通の魔法使いだ。
爆発で気が数本吹っ飛んだ。
それを見ていた魔理紗は霧の湖に向かって行った。
─『霧の湖』─
─バコオォン
「お前、面白いのだー。」
「……。」
ジャキ…
紗奈の手にはいつの間にか剣が握られていた。
「楽しませるのだー。」
「あんたもすぐにくたばんなよ…。
そして、私に闘いを仕掛けたことを……
後悔しな。」
トッ…!
魔理紗は箒から降りた。
「確かこの辺りだった気が…。」
─バコォン!
「あそこか!」
魔理紗は音のする方へ走っていった。
─『博霊神社』─
「たっく、人が気持ちよく寝てるのにさっきから何なのよ。」
この娘は博霊神社の巫女をしている博霊霊夢。異変解決をしている。
「しょーがないわねー。もうっ。」
霊夢はめんどくさそうに飛んで霧の湖に向かっていった。
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