ファイ・ブレイン 神のパズル

□1.賢者のパズル
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た、たっ…



一人、人気のない廊下を歩く歩く少年。


大門 カイト

かなりのパズル好き。



彼もまた称号の持ち主であり、神のパズルに挑んでいる


彼がなぜここにいるのか?というと。











──およそ、30分ほど前。




カ『博霊イア…って、いるのか?!』


ジ『カイト君、イア君の事を知ってるのかい?』


カ『あぁ!イギリスで出逢ってそれ以来逢えてなかったからな。』


ガ『そうでしたか。彼女は第3選択教室に行けば逢えますよ。』





と、学園長に言われ


イアがいる第3選択教室に向かう。













なんて考えているうちに、第3選択教室についた。




…やけに静かだな。居るのか?







─ガララ



イ『ふあぁ…これで30個目。』


カ「イア!」


イ『…ん? カイト君!?どうしたの?』


カ「それはこっちのセリフだ。」


イ『十年くらい見てなかったから忘れられてないかなって思った。』


カ「パズルやってたのか。俺も解いて良いか?」


イ『えぇ…勿論。』











イ『わあぁぁ// やっぱり凄いよカイト君。』


カ「イアもすげーよ。」


イ『ありがとう。』


カ「称号ってなんだ?」


イ『私はウィル・ショーツの称号を持ってるの。カイト君は?』


カ「俺はアインシュタインの称号を持ってる。」


イ『そうなんだね。ふふっ…//』


カ「な、なんだよ//」


イ『いいえ…何でもないです。』











































イ『それでは…また明日』


カ「あぁ。明日…学校で」



































コツ…コツ…



イ『……ここかな。』


軸川先輩から貰った端末を見て来た場所は……







学校から遠く離れた地下にある遺跡…。









カチャッ…



イ『…誰』


【我が名はサチュロス…賢者のパズルへようこそ…。】


イ『賢者のパズル?なにそれ。』


【賢者のパズルとは…パズルを解けることが出来れば財を手にする事が出来る…が、間違えれば……命はない。】


イ『命はないって…どういうこと!?』


【……さぁ、財はこの奥だ…。】










イ『…解くしかないか。』


イ『let puzzle time start!』























迷路…か……














左に行って…






















右に行って…



















また右に行って…





















ここを左に…行けば…。






















イ『正解…!』





でも…この空間にはなにかが…来る。














何?この空間は…

























この妙な空間は…


























この形は……オノ?



















……!そっか。そういうことだったんだ。




















柱を掴み前に倒した。











ギイィィ……






──ドン!







イ『…やっぱり』









ガシャン…









道ができた。






















ここからまた少し迷路が……


























あ、扉だ!












イ『よしっ…ゴール!』













ギイィィ…















イ『…なに…これ。』














階段の段数が半端ないんですけどーー!!










運動してないから体が鈍ってるのにー……。







ま、ここを行かないと先にあるものが分からないし…。


















タッタッタッ…









イ『これは…曼陀羅(まんだら)』









私は左手を絵に振れた次の瞬間……








ギイィ ィィ…







イ『……!!』







突然光は消えて暗くなったかと思ったら腕輪が左腕に付いた。











パリィィン!…









腕に付いたのを外すため後ろに倒れた。







イ『ぃっ…!』








【これにより貴様はオルペウスの腕輪と契約し脳を極限まで活性化させる力を手にした。】








【今から貴様にはそのオルペウスの腕輪を使ってここから脱出してもらう。】



イ『オルペウスの腕輪…まさか…またこれをつけることになるなんて…。』


【そうだ。言い忘れていたが時間切れになると……ふっ】



イ『……!』









水が上から流れてきたのだ。




【その水はすぐに支えの木全体に行き渡りやがて重みに耐えきれず崩壊する。】






【間違えればそこで全快して沈む。】















…複雑になってる。









─バシャン!






イ『くっ……』






【早くしないと沈んじゃうよー。】






イ『…っーー。』















余計なことは考えない。

















集中できない…






















焦っちゃだめ……





























イ『ああぁぁ!!』












ドクン!













イ『……?!』















ヴゥゥン…












オルペウスの腕輪が光り……








右の目が赤くなった。























これも違う…











あれも…

















そいつも…


























よし……












イ『…解けた。』












正解は…真ん中!











ガンッ! ガンッ! ガンッ!












ギイィィ…












後ろの扉が開いた…が
















腕輪の光が消えた瞬間












イ『………』















──バタン


















私はそのあと意識を失った……




































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