ファイ・ブレイン 神のパズル
□2.天才少年の憂鬱
1ページ/4ページ
「えー!そんなに凄い人だったんだ!」
「はい。以前にもパズル部にスカウトしたんですけど…レベルが低いからって理由で断れちゃって。」
「カイトと言ってることが変わんない…。」
「そりゃそうだろ。事実なんだから。」
「あんたはまた…」
「…って、どっから湧いてきたー!」
「うわぁぁ!」
ドガッ!
「ってか、いつから聞いてたのよ!」
「いつつ…イアが凄い奴ってところから…だな。」
「あれ?カイト。イアは?」
「さっき俺といつもイアがいる教室行ってパズル解いてたけど。」
「はいー?!まじすか!!」
「すげーぜ、まじで。俺とまた再開するまでずっとパズルを解いていたんだって。」
「嘘ー!!」
─次の日─
端末がなって指定場所は公園……
公園の真ん中に来いって…あそこ?
タッタッタッ…
ここ…ん?誰かいる。
「あぁ!?なんで人がいるんだ?」
声がする方に振り向くと
赤髪のチョイ悪そうな男の人が
立っていた
「おい、どうかしたのかギャモン?
って、イア!?」
『カイト君?カイト君もパズルを解きに?』
「イア!だめだよ!」
「おいてめぇ!!お前もギヴァーなのか?」
『違う。』
「なんだぁ?違うのか。」
怖いよこの赤髪の人…
『カイト君、この人は?』
「ギャモンだよ。」
『そうなんだ。宜しくギャモン君。』
「お、おう。」
「とにかく、イアは帰るんだ。」
『どうして?』
「この公園は本当は<賢者のパズルなんですよ♪>!!?」
公園のモニターの男の人が喋った
『賢者のパズル…また…人殺しのパズル…』
「なんでイアがその事を!?」
【貴方方の下には爆弾が仕掛けてあるんですよ。】
今度は爆弾か…
【私はこの公園に16個の数字を何処かに隠しておきました。】
モニターは画面が切り替わり16個のマスが出てきた
【数字を探しだしこのマスの中に正しく入れてください♪ではスタート!!】
と言ったと同時に地図とタイマーが画面に現れた
タイマーは11分弱
「ちょっと!!説明はそれだけ!?」
『11分弱…か。』
「とにかく数字を探しだすしかねぇな。」
「あぁ…そうだな。」
「イアも探してくれ!」
『うん!』
.