ファイ・ブレイン 神のパズル
□3.密室の少女
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カイトとノノハと軸川先輩が何やら話しをしていた
「じゃあカイト君日曜日空けといてよ♪」
「…。」
軸川先輩は微笑んでその場を離れた
─第3選択教室─
……ガラッ
「イア、入るぜー。」
『スー…スー…』
イアは椅子に座って顔を隠して寝ていた。
「…んな所で寝てたら風邪引くぜ?」
俺がイアの肩を揺すると、イアが起きた。
『…ん?…あれ、カイト君?おはよう。』
「もうすぐ昼だぞ。」
『なら…こんにちは。』
「そういうことじゃねーだろ…;」
『どうしたの?』
「あ、あのさ…」
『……?』
「私は日曜日ソフト部があるからな一緒にはいけないなぁ…。」
「誰もお前と行くって言ってないだろ!!」
カイトとノノハの幼馴染みトークを聞きながら一緒に美術室に向かっている
『二人共仲が良いんだね♪』
「カイトは私がいないと駄目だからね♪」
胸を張ってノノハは言った
それに対してカイトは不機嫌な顔になり
「俺は別にお前がいなくたって…あっ…じゃあイアお前日曜日空いてるか?」
『えっ?』
「お前とだったら…その///…パートナー組んでもいいかなって。」
カイトは赤くなった頬をかきながら言った
その言葉を聞いた私はとても嬉しく思った
自分を認めてくれているんだということを感じとれたからだ
『うん。良いよ!』
「よし。なら、もう一人のパートナー断りに行こうぜ。」
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