ファイ・ブレイン 神のパズル
□4.眠り姫
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『朝…か。』
カチャ…カチャ……
やっぱり……解け…ない。
なんで…なんで……!!
『っ〜〜…。』
どう…してなの?
───誰か…教えてよ!
『学校…行くか…。』
─ガチャッ
─学校─
『今日は…この教室には…行きたくない…。』
いつもなら喜んで足を運ぶが今日はそんな気分ではなかった…。
─屋上─
『…たまには屋上で横になるのも、悪くは無いわね…。』
チュン! チュン!
『(ん?あの雀…こっちに向かってきてる?)』
よっと…!
私は体を起こして人差し指を止まるかなと思い出してみた。
トッ…
『ふふ…貴方はどうしたの?』
チュン! チュン!
同じ子がこちらを向いて鳴いていた。
『友達かな…?』
コクリ と頷いた後…
『あっ…!』
─バサッ
雀は空に飛んでいってもう一匹といった。
再び横になって空を眺めていた…。
『……。』
なんか…暇…では無いんだけど…。
いつもパズルやってたからかな…
やってないとなんか…こう…
なぁ……
私は、目を閉じた…。
──
─
─カイトside─
─第3選択教室─
「あれ?今日イアいねーな。」
「そうなの?」
「あぁ。どこにいるんだ?」
「屋上…とか?」
「…行ってみっか。」
─屋上─
『…誰?』
目を開けるとそこには白衣を着た背の低い少年がこちらに向かってきた。
『…貴方は確か、キュービックガロア君だっけ?』
「そうだよ。僕はキュービックガロア。早速だけど君を研究させて貰うよ?」
『は? 何言って…!』
キュービックが麻酔銃を首に打った。
─バタン!
『…スー…スー…』
─スッ
「やっぱり、君もオルペウスの腕輪を着けていたんだね。」
ピッ!
「岡部くん、イアを僕の研究室まで運ぶの手伝って。」
「了解。」
─廊下─
「あ、カイト!」
「キュービックにイア!?」
「キューちゃんどうして?」
「ちょうど今からイアを研究するんだよ。」
「は?どういうことだよ。それ。」
「ま、ついてこれば分かるよ。」
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