短編集

□お前の事が……
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大好きな人に彼女が出来た
相手は私じゃない
大好きな人に彼氏が出来た
相手は私が好きな人




嬉しいけど悲しくて
哀しいけど笑顔でいたいから
素直に"オメデトウ"って二人に言った
二人は少し照れながら
"アリガトウ"って返した





それからは分からない
私は気付いたら自分の部屋にいた
制服も着替えずに、ベッドの上
枕が濡れてる上に目が赤くて腫れてる
それで、泣いてたんだと分かった
今日が休みでよかった
こんなんじゃ学校行けないし






インターホンの無機質な機械音が鳴る
両親は共働き、兄も社会人で、妹は学校だから家にいるのは私だけ
時間的に意味の分からない宗教の勧誘とかだろうから居留守を使おう





「なゆた!」
『うっさいなぁ〜!近所迷惑だっての!』
「学校来ないから心配して来てやった俺にその言い方かよ……」
『来てくれなんて頼んでないし』
「お前なぁ〜あいつが心配してたぜ?」
『っ!関係ないでしょ?!』
「…………………………ねぇよ」
『何?!聞こえない。はっきり言ったら?』
「関係なくなんかねぇよ!俺はあいつと知り合う前からお前の事が……!」




なゆたの事が好きなんだ!





(は?い、いきなり何言ってんの?!)
(いきなりじゃねぇよ)
(つーか、いつから?!)
(誰が教えるか!お前、これから覚悟しろよ?)(黒笑)
((もしかして、今まで彼氏出来なかったのって、こいつのせいなんじゃ……?!))
20100414




愛しのなゆたちゃんに相互記念です♪
遅くなった上に、こんなグダグダで、ゴメンねっ(泣)

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