嘘つき少年と不思議少女
□出会いは突然だったよな
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「暇だァなんか面白いことねぇかなぁー、例えば突然人があらわれた、り!?」
ドッ
かなり重い音したぞ
「あらっ!ごめんなさいね、」
ぶつかった奴はクスッと笑って
「あ、いや別に良いけど」
駆けて行った。
おかしい、俺以外にこの道通る奴見かけなかったんだが、しかも金髪[ブロンド]の髪なんて目立つだろ
「………今、何処から、、、」
「来たんでしょうね?」
後ろからさっきの声が聞こえた。
……後ろ?
「!?………いつの間に背後に…?」
「あんた、良く見れば次の獲物[ターゲット]じゃない」
獲物?なんの事だ?
「ターゲット?……なんの事だ」
「検討は付く癖に」
……付くわけねぇだろ、だって15年間生きてきた中で1回も怪しまれなかったんだぞ
「俺に何の用だ」
「あら、無視?まぁ具体的な用はないかしらね、ただあんたを見た瞬間笑みが浮かんだからさ、気になって」
笑み?こいつ、それだけで俺に接触したのか?
「はぁ?どういう事だよ」
「その辺説明したくないから話変えるね」
とんだ自分勝手野郎だな
「勝手に変えんなよ!」
「あたしはね………あんたを変えに来たのよ、ナツ・ドラグニル」
変える?は?ナニイッテンダコイツ
「変えに……?ていうか名前、なんで知ってんだよ」
「んー?ひ・み・つ♡!」
シリアス壊すのかよ
「………………」
「なんか言ってよ!これじゃ変な人じゃない!」
変人に変わりねぇだろ
「...……はぁ、あんた資料とは全違うわね」
「………違う?」
資料?違う?
「こっちには「明るくて、何も出来ない馬鹿に勉強を教えてやってください」が依頼内容だったのになぁ」
「あのクソ教師か…!で?俺のどこが違うんだ?」
あのハゲマカオか、そういや今回のテスト1桁だったな、わざとだけど
「あんた、全然明るくないし人を信用してない眼をしてる。
それにあんた勉強出来るみたいだし」
………ナンデワカッタ、ズットカクシテキタモノダゾ、ナンデソンナカンタンニワカル、オマエハナニモノナンダ
「んなわけねぇじゃん」
“嘘”に隠した“ホンモノ”
「嘘つき、」
“嘘”に塗れた“ホンモノ”
「気持ち悪い、」
“ホンモノ”に隠された“嘘”
「あんたが持ってるのは目じゃない、汚れた眼。」
“ホンモノ”に塗れた“嘘”
{本当に正しいのは、本当に美しいのは……どれ?}
シリアスぶち壊しな後書き
テンポはぇよ!
どうしてこうなったし!
何でだよぉ!
文才寄越せよぉ!