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□私だけじゃダメですか(サナ)
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「えっ、豆腐さん日本人やったんですか!?」
『うん!ていうか敬語やめてよ〜。同い年なんだし』
「『ええ!?』」
『ははっ。さすが関西人!おもしろーい』
豆腐がJYPの練習生になったのは、私とモモよりも少し早い中学1年生の時だったそう。だから私たちよりも韓国語が上手で、豆腐のおかげで他の練習生との交流もスムーズにできた。
『サナ、これあげる!』
「ありがとう…。でも何で急におしるこ…?しかもインスタントやし」
『親から送られてきたからおすそ分け!たまには日本の味も思い出さないとね』
『オンニ!それ何ですか?』
『ん?これは日本のおやつみたいな感じかな。でもダヒョンにはまだ早いかなぁ』
『え、何で!』
『めっちゃ苦いんだ』
『えぇ…日本ではそんなものをおやつにするんだ…』
『そうだよ』
「ちょっと、日本に変な印象ついちゃうやん!やめてや!」
『え?違うんですか?』
『違くないよ!ダヒョンはサナと私どっちを信じるの?』
『サナオンニですね』
『おいっ!』