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□膝枕
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サナside


今日は生放送の音楽番組に出演予定。
出番までまだ時間があるから控え室で
皆んな自由に過ごしてる。
昨日寝るの遅かったから彼女のミナを誘って
少し寝ようとしてたんだけど…

「みーたん」

「へへ、ももりんどうしたん?」

「ん〜別に〜」

そう言ってミナにベタベタくっついてるモモ。
ミナ私のなんやけど。何ベタベタしてるん。

目の前の光景に嫉妬心が収まるはずもなく
眠いのにイライラして寝れない。
あかん。すぐミナ連れてこよう。

「ミナ」

自分でもびっくりするくらい低い声で
名前を呼んでしまったため目の前の
モモとミナがポカーンとしている。

「あっナヨンオンニ〜」

モモが用事を思い出したかのように
ナヨンオンニのところへ行ってしまった。
逃げたな!モモ後でしばいたる。

「サナどうしたん?怒ってる?」

「怒るに決まってるやろ。ベタベタされすぎちゃう?」

「ごめんね。眠いんやろ?ほら、おいで。」

ミナには私が考えている事全てバレているようだ。自分の膝をポンポンと叩いて誘って来た。
それだけでさっきのイライラが無くなる。
ちょっと悔しいけど睡魔とミナからの誘いには敵わず、ミナ膝の上に頭を乗せ横になった

「……。ミナはサナのやもん」

「可愛いなあ。サナしか見てへんで。」

そう言いながら私の頭を優しく撫でてくれるミナ。心地よすぎて今にも眠りにつきそう。

「好きやで、サナ」

眠りにつく前にミナに何か言われたような気がしたけど、きちんと聞き取れず寝てしまった。嬉しいこと言われた気がするから今度もう1回言ってもらおう。


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