迷い人

□お願いします
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サッチ「サラちゃんって言うのか!


俺はサッチっていうんだ

戦うコックさんだよ〜」




リーゼントだぁ...

初めて見たけどどうなってるんだろ?





「はい!

よろしくお願いしますね」





と、サラがふわり、と笑うとサッチは泣きそうな顔をしていた。




「?えー...と、」




サッチ「あぁ...


むさ苦しい男たちのなかに癒しがいる...


幸せ......」



イゾウ「別にサッチはナースがいるからいいだろ。」



サッチ「違うの!


ナースはお色気系!


でもサラちゃんは癒し系!小動物的かわいさ!


なに、もう、守ってあげたくなるこの感じ!!」



なんて、サッチは力説する余り目が血走っていた。



そんなサッチを無視しておいてイゾウはサラに
ああいうやつには近づいてはいけないよ、
と注意をしていた。





マルコ「おい、サッチ!


今日はサラの歓迎の宴を開くから料理頼んだよい。」



サッチ「おう!任せとけ!



サラちゃん!

腕によりをかけた料理を振る舞うからね!
楽しみにしてて!」




「あ、ありがとうございます。

でもわざわざ宴を開かなくても大丈夫ですよ?」



イゾウ「海賊はは騒ぐのが好きだからねえ、

理由をつけて宴を開きたい奴等ばっかだ。


サラがわざわざ身を縮めなくってもいいんだよ。」




そっか...それなら、いいか?




イゾウ「それより、宴まで時間があるから船を案内するよ

早めに覚えておいた方が楽だろう?」




「ありがとうございます!
助かります。」




エース「俺も一緒にサラを案内する!」



マルコ「エースはまだ仕事が終わってないから先に仕事だよい。」



と、エースが元気よく言った言葉をスッパリとマルコが否定する。



予想外にエースが落ち込むので、サラは

船の案内をしてもらってからお話を聞かせてもらってもいいですか?

と聞くと嬉しそうにエースは頷いた。




なんだか大きい犬みたいだなぁ、とサラは思い、

周りもまた同じようなことを思っていたのだった。
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