迷い人

□暗い夜道にはご注意を
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男「沙羅...」





「えっ...と、和哉?」






和哉「うん、そうだよ。久しぶりだね。」








和哉、元カレ。



別に仲が悪かった訳ではないと思う。

でも浮気されてた。

しかもわたしの友達と...。





「何か用?わたし疲れてるんだけど」




和哉「ねぇ、もう一度より戻さない?俺絶対沙羅のこと幸せにするから」





いや、付き合った結果、不幸にさせられたんですけど...




「より戻すつもりはないわ。どうせまた浮気するでしょ」




和哉「今度はもうしないよ!

沙羅にフラれてから沙羅の大切さが痛いくらいにわかったんだ...」





そっかぁ……でも、気づくのが遅いね。

わたしは彼しか見てなかったのに...




「もう嫌なの。ごめんね、無理。」




和哉「なんで....

なんで、なんで、なんで?沙羅は俺のこと、愛してくれていたじゃん
どうしてそんなこと言うの?
どうやったら沙羅は俺を愛してくれるの?どうやったらいいの?





.....あ、そっか、

俺以外見せなくすればいいんだ。

君を殺して、俺がずっと君といたらいいんだね、」





「は...?ちょ、どういう..」














ぐさっ...











和哉「あぁ、これでやっと君は俺だけのものになった。大丈夫、安心して。ずっと、ずっと側にいて愛し続けるから。


僕だけが君を愛することが出来るんだ。」






も、最悪。ほんとありえない。
まだ25年しか生きてないわ。



あいつ本当にろくな男じゃないわー



痛いし、意識飛びそう.....
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