* 長編 キミだから好きなんだ【完】
□キミだから好きなんだ9
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プレゼント交換も終わってそろそろお開きに
なりそうな時、突然奈々ちゃんの悪ノリが
始まった。
岡『ゆーりちゃん♪』
「ポッキー食わえてどうした?」
岡『わかってるくせに〜♪』
「なに?」
岡『ポッキーゲームしよ♪』
「私そういうノリ無理。」
岡『え〜いいじゃん!』
さすがに冗談だと思ったのも束の間、
突然奈々ちゃんが私の顔を両手で挟み
ポッキーを口に刺してきた。
逃げる間もないほど物凄い勢いで
奈々ちゃんの顔が近づいて来て、
ヤバイと思い顔を横に向けた途端、
頬に思い切りキスされた。
危なかった、、
危うく口にされるところだった…
岡『あともう少しだったのに〜!』
「奈々ちゃん悪ノリしすぎ!」
なんか今日の奈々ちゃんはテンション
高すぎてついていけない。
パンパンッ
彩『ハイ!じゃあもう今日はお開きしよ〜!』
『え〜!まだいいじゃん!』
彩『駄目!お開きお開き!さっさと帰る!』
『さや姉こわーい』
さっきまでご機嫌だった彩さんが真顔に
なってて少し機嫌が悪いような…
片付けも終わり楽しい時間は終わりを
迎えた。
彩『それじゃあみんな気をつけて帰れよ〜♪』
"はーい、先生さよなら〜♪"
岡『ゆーりちゃんまたLINEするね♪』
「うん!私もLINEするね!」
奈々ちゃんを含めたほとんどの人が
駅の方へと歩いて行った。
そして私の目の前には彩さんが歩いてる。
途中まで帰り道が同じ私たち。
でも、隣りに並んでいいのかわからなくて
少し後ろを歩いていた。
すると、
彩『夢莉〜』
「…はい」
彩『なんで後ろ歩くん?帰り道同じなんやから隣りおいで』
「いいんですか?」
彩『いいに決まってるやん』
そう言って立ち止まって待ってくれてる
キミの元へ私は走っていった。