* 長編 キミだから好きなんだ【完】
□キミだから好きなんだ20
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side yuuri
2月に入り、授業は毎日午前だけになった。
岡『ね〜なんで勝手にピアスなんて開けたの?』
「えっカッコよくない?」
岡『うーん、、なんか…清純な夢莉が好きだからさぁ…だから残念に思っちゃう。もうそれ以上は開けないでね』
「・・・」
最近私はピアスを開けた。
ピアスをしてると清純じゃないのかな…
そもそも自分の事をそんな風に思ったこと
ないけど…
岡『そういえばさぁ、1ヶ月記念日はどうする?』
「1ヶ月記念日?」
岡『うん!2月16日で付き合い始めて1ヶ月になるでしょ?お祝いしなきゃね♪』
奈々ちゃんと付き合い始めてからすごく
窮屈に感じてる自分がいた。
私がすること全てに口出しされる。
恋人を作って付き合うってこういうこと
なのかな…
岡『そうだ!夢莉の家でお泊まり会しようよ♪夢莉にお薦めのDVDあるし一緒に見よ♪』
「うん…いいよ」
岡『ヤッタ〜決まりね♪』
1ヶ月記念日か…
奈々ちゃんは嬉しそうにしてるけど…
自分も同じように喜ぶべきなのに
そうできないでいた。