* 短編

□可愛いかよ
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彩「夢莉。今日うちで前言ってたDVD
一緒に見ようよ」


夢『いいですね。じゃあお邪魔しますね』


いつもの夢莉に戻ってよかった。

うちに着いてからふたりでDVD鑑賞をする。

夢莉はコンビニで買ったチョコミントの

アイスを食べてる。


夢『どうしたんですか?さっきからこっちをちらちら見てきて』


彩「百花がさ、よくわからんこと言ってた」


夢『なんて?』


彩「今日の百合劇場はノンフィクションだって」


夢『えっ…』


彩「どういうこと?」


夢『それは・・・そのままですよ』


彩「えっ?」


夢『彩さんが最近百花さんのところばっかり行くから』


彩「もしかして百花と…」


夢『いや、そこはフィクションです』


彩「よかった〜、、もしかしてそれで最近態度が変やったん?」


夢『お仕置きです』


彩「お仕置き?」


夢『百花さんが卒業発表してから彩さんは百花さんばっかりやったでしょ?』


夢『だからお仕置きしたんです。私だって寂しかったんだから…』



彩「ゆ、ゆーりたん可愛いかよーー!!」


夢莉がリアルで嫉妬してくれてたなんて…

愛しさが込み上げてきて強く抱きしめた。


夢『これからは私のことだけ見ててくださいね』 


彩「わかった。寂しい思いさせてごめんな?仲直りのちゅーしようか」


夢『…はい』


チュッとリップ音が鳴る。

照れ笑いしながら頬を紅く染めた夢莉を

もう一度抱きしめた。


彩『じゃあ、今日は夢莉が入浴剤選んでいいよ』


夢「じゃあ…いちごみるくで」


彩『オッケー♪』
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