* 短編

□掟破り
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彩さんの手を掴む。


夢「止めなくて大丈夫です」


彩『えっでも』


夢「そのかわり、ムラムラしてきたんで彩さん責任取ってくださいね」


彩『はっ?うわっ!』


床の上に押し倒して彩さんを組敷く。


彩『ちょっ、夢莉どうしたん!?』


かなり動揺してる姿に喜んでる自分が

いる。

いつも思わせ振りな事されてるんだか

ら、このぐらいやり返してもバチは

あたらないよね。



夢「いつまでも子供扱いしないでください。 もう18歳です。この続きの
仕方だって知ってますよ?」


彩さんの瞳が揺れた気がした。


顔を近づけてキスをするフリをして、

唇が触れる寸前で止めた。


夢「プッ…あははははは!冗談ですよ〜いつも意地悪するから仕返しです」


彩『・・・』


夢「彩さん?」


彩さんは私を見つめたまま何も言わな

い…怒らせてしまったかな…


夢「あ、あのー怒りました?」


すると突然私の視界がひっくり返り、

いつの間にか私の上に彩さんが…



彩『このあとの続き、誰としたん?』


夢「えっ…」


本気にされてしまったのかな…

でも嘘と言うのもなんか負けた気がし

て嫌だし…


夢「それは…彩さんに関係ありますか?」


彩『関係あるわ!48グループは恋愛禁止なのは知ってるよな?』


そうだよね…彩さんはNMBのキャプテン

だからメンバーの恋愛が発覚するのは

困るもんね。


嫉妬してくれたのかもって一瞬でも

思った自分が恥ずかしい。
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