Short
□約束
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「疲れた〜」
ツアー最終公演も無事終えホテルに戻り速攻でベッドにダイブした
「ちょっと〜寝ないでよ、ちゃんとお風呂入ってから寝てよ」
と、同室の由依にお母さんみたいなことを言われる
「わかってるよ〜、いやぁでも今年もやりきったなー!!」
「何急に笑」
「いやね、ほんと色々あったけどみんなで乗り越えれたなって。由依の風に吹かれてもとかめっちゃよかったよ!」
「はいはい、ありがとう。色々話したいのはわかるけど先にお風呂入ったら?」
素っ気なく対応されるも由依の表情は嬉しそう
が、さすがに怒られそうな気がするのでお風呂に入る
交代でお風呂に入り、今は由依が髪を乾かしている
「…ねぇ、そんなじっと見られると緊張するんだけど」
「えー?可愛いなーって思って見てただけだよ」
と言うと由依は頬を少し赤く染めた
由依と付き合って半年くらい経つけどこうやって些細なことで照れてくれるのは自分としてはかなり嬉しかったりする
「すぐそういうこと言う、……琳はかっこいいよ」
目を逸らしながら照れて言われるとこっちまで照れそうになる
「…ありがとう、どうしたの急に」
「なにが」
「普段そんなこと滅多に言わないじゃん」
「別に」
なんて言いながらドライヤーを片付け自分の横に座ってきた
「琳はさ、私がどんな選択をしても好きでいてくれる?」
「…?どうしたの急に、当たり前じゃん」
「ふふ、そっか。ありがとう」