長編1(ドリーム小説)

□9話
2ページ/4ページ

しばらく歩いていると秀が止まった

山下『桐生さん?』

久保『どうしたんですか?』

(なんだこの足音は明らかに怪しい)

秀が後ろを振り返ると電柱に隠れている男を見つけた

(あいつ…なんか怪しいな…でももうすぐ着くし…)

山下『桐生さん?何かあったんですか?』

『いや…何でもないよwもうすぐ広場に着くから急ごうか』

久保『う…うん』

(気にはなるが時間がないし急ぐか…)

秀達は早歩きで急いだ

〇〇広場

与田『着いた〜』

山下『何とか間に合ったね』

ス『皆さんお待ちしてました!控え室まで案内します』

4人『はーい!』

4人はスタッフに連れられて控え室行った

(あいつは居ないな…う〜ん…ただのファンだったのかな?』

そんな事を考えていたらラインが届いた

『ん?先輩からか、なになに』


先《イベントは何時頃終わりそう?秋元先生から言われたから車で迎えいくよ》

(今が13時くらいだから1時間ぐらいで終わるな)

《14時くらいに終わると思います》

先《わかった!そのぐらいに迎えに行くな!》

『これで迎えは大丈夫だな、みんなに伝えに行こ』

秀は控え室に向かった

控え室

コンコン

山下『は〜い』

『あっ…俺だけど、入ってもいいかな?』

与田『大丈夫だよ〜』

ガチャ

久保『桐生さん、どうしたんですか?』

『さっき先輩からラインがきてイベントの終わり頃に迎えに来るからその事を伝えにきたんだよ』

山下『そうなんですか?わざわざありがとうございます!』

『ううん、気にしないで、イベント頑張ってね』

与田『は〜い!』

『大園さんも頑張ってね?』

大園『ふ〜んだ!』

(はは…やっぱ嫌われてるな…)

ス『そろそろお時間で〜す』

山下『よしっ!行こう!』

3人『おお〜!』

4人は控え室を出て行った

1時間後

イベントを終えた4人が帰ってきた

山下『楽しかった〜』

久保『お客様も楽しんでくれてみたいで良かったよ〜』

与田『うんうん!』

大園『桃子は疲れたよ〜』

『みんなお疲れ様』

久保『桐生さん!見ててくれましたか?』

『もちろんだよ!みんな可愛いかったよ!』

与田『も〜///そんなん言われたら照れるよ〜///』

山下『そうですよ〜///』

久保『うん///』

大園『桃子は嬉しくないもん!』

『ははは…もうすぐ先輩が迎えに来るからゆっくりしてていいよ』

3人『は〜い』

大園『ふん!』

そんな事を話していたら控え室のドア開いた

ス『すいません…あの、ちょっといいですか?』

『はい?どうしましたか?』

ス『お話があるので、ちょっと来てもらえませんか?』

『はい、分かりました、みんなちょっと行ってくるから待っててね』

バタン

秀は控え室を出て行った

大園『づっきー…桃子、お手洗いに行ってくるね』

山下『うん、早く戻って来なよ?』

大園『は〜い』

そう言うと大園は控え室を出て行った

通路

ス『では、その事をお伝えしてください』

『わかりました!』

ス『ではまた』

スタッフは去って行った

『んじゃ…戻るか』

控え室

ガチャ

『みんな〜遅れてごめんね』

秀が控え室に入ると慌てた様子の山下が話しかけてきた

山下『桐生さん!桃ちゃん見ませんでしたか?』

『大園さん?いや、見てないけど?どうたの?』

久保『お手洗いからまだ戻ってきてないんです!』

『えっ!本当?』

与田『桐生さんが出て行ってすぐ行ったんですけど…まだ戻ってきてないんです!』

『わかった…俺が探してくるからみんなはここで待ってて!』

秀はそう言うと控え室を出て行った

トイレ付近

『トイレはここだよな…大園さん…何処だ?』

秀が辺りを見回すが大園の姿は無い…


『う〜ん…控え室に戻ったのかな…ん…あれは…』

秀は何かを見つけた

『これって…まさか!大園さんの携帯!何でこんな所に!』

秀は嫌な予感がした

(まさか…あの男が!)

『大園さん!何処にいるの!返事をしてくれ!』

秀は大声で叫ぶが返事はない…

(まずい…このままじゃ…ん…この足音は!)

秀は足音のする方へ走って行った
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ