トリップ先は探偵物漫画!?
□第五話
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なんでこんな事になったのだろう
一応私を羽交い絞めにしている人の名前を呼ぶ
『安室さん・・・?』
「知ってることを全て吐け」
安室さんは何か勘違いをしているらしい
どう考えても組織の情報を持っている人間と勘違いをしている
公安だったらもう少し調べて行動に移してほしいな〜
賭けに出るか・・・・
失敗したらご臨終だけどね
『あの・・・その背中にある物騒なものを仕舞っていただけないでしょうか?』
「逃げるつもりだろう?」
『別にやましいことがないので逃げませんよ』
死ぬほど怖いな
一歩間違えれば死ぬぞ・・・
返答に間違えるな。
背中に当たっていたものの感触がなくなった
「それでは知っていることを言っていただきましょうか?」
『十分な証拠もないのに一般人にそんなもの突きつけるような組織に所属しているような人に教えられる情報なんてないです』
今の降谷さんがどれなのかわからないからはっきりした組織の名前が出せない
後ろから舌打ちが聞こえてきた
あ〜ミスったか!?
だめだ・・・・めっちゃテンパる
「お前は何者だ?いきなり現れたと思ったら怪しい行動が多い」
怪しい行動ってなんだ〜〜〜〜
何を間違えた!?
なんのことだと聞こうとした時に携帯が鳴った
しばらく無言のままいると安室さんが口を開いた
「出てもらって構いませんよ、出られるものならね」
と私から離れた安室さん
ポケットの中にある携帯を取り出してディスプレイを見てみるとコナン君からだった
これか・・・・これは出られないな・・・・
そうか、有一ではコナン君と連絡先を交換していなかった
そうか、コナン君に私に電話を掛けるように言っていたのか
躊躇している私を楽しそうに見つめる安室さん
いっそのこと電話に出てしまって正体でもばらそうかと思った時
足音が聞こえてきた
安室さんと私の空気が凍る