トリップ先は探偵物漫画!?

□第四話
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ポアロに入店してきた死神は沖矢さんをみつけるなり駆け寄ってくるのだった。





「昴さんがポアロに来るの珍しいね!一緒にいる人は知り合い?」




「少し事情があってな、この少年とは今日出会ったんだ」





「へぇ〜そうなんだ!こんにちは!えぇ〜と」




『こんにちは、有一といいます。コナン君?で合ってるのかな?』





ほんと怖いな・・・コナン君はどっちに呼び出されたのかな・・・




昨日から腹の探り合いのような会話しかしてないな〜





「有一さんね・・・・よく僕の名前が分かったね!」






『ポアロに入ってきた時に安室さんがそう言ってたからね?どうかな?』





なんておどけてウインクをしてみた






すると少し驚いた顔をして

「有一さんは凄いね!ぼく、有一さんとお話ししたくなっちゃった。昴さん、ぼくもここに座ってもいい?」






そういいながらもうすでに私の隣に座ってきたコナン君・・・恐ろしすぎないか?







「有一さんがいいならいいですよ」





『え、あ、いいですよ・・・』




調子に乗るんじゃなかった・・・




というかもうすでに座ってるよね
断れないし・・・・





満足げな顔をした死神は安室さんにオレンジジュースを注文するのだった。






「有一さんはここら辺に住んでるの?」




『そうだよ』




昨日に引き続き質問攻めされております。





「ぼく、遊びに行きたいな〜」




『また時間のある時にね』





猫かぶりにはだまされないぞ!

可愛いからって・・・





可愛さで悶えそうになるけどぐっと抑え込んで適当に質問に答えていく






まぁ、見られて困るようなものは置いてないんだけどね。
もうこの世界の自分の部屋には推しのフィギュアなんてないから


飾るものがまるでないからめっちゃ殺風景だよ




ただ盗聴器ぐらいかな・・・


これはとても困るわ


プライバシーがまるでないな






「有一さんって一人っ子?」




『いや、兄弟がいるよ』





居た・・・なんだけどね



何かを察してくれた沖矢さんは何も言わないでいてくれた。


なんだかんだで優しいんだよな・・元推し





「ポアロには今日初めて来たの?」




『そうだよ、最近引っ越してきたんだけど荷物の整理をしてたらいつの間にかお昼過ぎてたから、ネットでいろいろ調べてたらポアロが近くにあったから来たんだ!それで、その途中で沖矢さんに会ったんだ』





「偶然ぶつかってしまってね・・・」








「へぇ〜そうなんだね!有莉亜さんって知ってる?」




シリマセン
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