トリップ先は探偵物漫画!?
□第三話
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そそくさと家に帰ってきた私は、この世界のオタク情報について調べることにした。
そこで分かったのは、コナンという漫画、アニメだけがこの世界からなくなっているようだった。
ということは私の推し事が無くなっているという事実だった。
まじか〜。推しのフィギュア予約してたんだけどな・・・・。
会おうと思えば会える世界に来られたのはうれしいけど推し事ができないのはちょっとな。
これから寝る前にフィギュアにお祈りができなくなってしまうのか・・・。
さすがに本物に拝みに行くとやばい奴なのでやめておきます。
「あ〜フィギュア・・・・バイト頑張ってお金貯めてたのにな・・・。」
はぁと携帯を見れば、メールが一件届いてるのに気が付いた。
差出人は大天使だった
*以下メール内容
いきなりこんな世界に飛ばしちゃってごめんね!
多分気づいてると思うけどこの世界は名探偵コナンの世界なんだ。
有莉亜さんにはこれからこの世界で暮らしてもらいます。
大まかな設定なんだけど、4人家族で有莉亜さん以外はみんな交通事故で亡くなったことにしてるからよろしくね。
もともとは金持ちだったことにしてるから毎月100万円ずつ振り込んでおくから安心してね。
明後日から帝丹高校に転入することになってるからクローゼットに制服があると思うからそれを着て学校に行ってね。
なにかあればメールしてきてね。
それじゃあ怪しまれて殺されないように楽しく生きてね!
大天使より。
一番下までスクロールするとこのメールは開封してから30分で消えますと書いてあった
「はああああああああ!?なんやねん!どう考えても無理やろ!?突っ込みどころ有りすぎて笑える」
推し事を奪い取られた私はしばらく混乱していた。
ようするに殺されないように楽しく生きろということだろう。
落ち着いてきたところでこの殺風景な部屋を私色に染めるべくAmaz○nを駆使したのだった