お話
□たかせま
1ページ/1ページ
あぁもうなんなん、まじで。
かずみんは最近3期の美月と仲良いみたいで、
別にいいんやで?仲良くても。でもそれには限度ってもんがあるやろ。
彼女のななをほったらかしにして、何イチャついてんの?
ほら今だって、距離近すぎん?
あ、今キスしたよな?
は?今キスしたの!?
ほっぺだからいいと思ってんかな…
もう知らん。かずみんがそうやったらななだって…
『まいやん!』
白「ん?七瀬?」
ごめんまいやん。ちょっと付き合ってな。
まいやんに抱きつき、自分の唇を思いっきりまいやんの唇に押し付けた。
白「!んんっ、、ぷはっ…七瀬!?」
『好きやで。まいやん』
白「…七瀬ぇぇ♡」
周りがざわついていて、ちょっと恥ずかしかったけど、これくらいやらんきゃあの天然タラシは気づかんやろ。
一瞬かずみんと目が合ったけど、ななが目を逸らすとかずみんはこっちに寄って来た。
「なぁちゃん」
『えっ!、ちょっと、』
名前を呼んだと思ったらいきなり腕を引っ張られて、空き部屋につれてかれた。
『なんなん?』
「なんなんって、だって、まいやんとキス…してたから。」
『かずみんだって美月としてた、』
「それとこれとは違うよ…」
『何が違うん』
黙り込んで、眉毛を八の字にしていまにも泣きそうなかずみんの腕を引っ張り、ロッカーに押し付け顔の横に手をつく。所謂壁ドン。
『最近よそ見しすぎ。』
「…」
『なんで黙って…、きゃっ』
かずみんはやり返しとは言わんばかりに体をひっくり返して今度はななが壁ドンされてる状態に。
「よそ見し過ぎなのは、なぁちゃんだよ…」
『は?ななはいつもかずみんしか見てない、』
「最近他のメンバーとばっかくっついて、私のところあんまり来ないじゃん。」
『それはかずみんが、美月とばっかり…』
ああ、お互い寂しかったんだな、なんて思ったらこうやって言い合いしてるのがバカらしくなった。
それはかずみんも一緒だったらしく、2人とも笑い出してしまった。
「ごめんね。なぁちゃん」
『ななもごめん』
そして、仲直りのキスをして楽屋に戻った。
まいやんには悪かったけど仲直りできてよかったな。
まいやんは後でお菓子でもあげれば許してくれるよね。