花鳥風月

□プロローグ
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それは何ら変わりないいつもの日常。

大して治安が良いとも悪いとも言えない流魂街の43地区だっけ。多分西の方だった。

まだ幼かった私は近所の子達と一緒に鬼ごっこやら、かくれんぼをして遊んでいたことを思い出す。

そこへ突然現れたのは優しげなメガネ男と狐のような顔をした私より少し年上そうな男の子。と言っても少しだからね?

「君は他の子とは違う。一緒に来てほしい」

メガネ男はそう言った。怪しいと思ったけどここよりはいい暮らしが出来るのなら、と思い私は差し出されたその人の手を握った。私はここ流魂街に来てあまり経たない、約十数年ほどぐらい。

その後、正式な手続きがなされて私はメガネ男の血の繋がりはない妹となった。メガネ男の名前は藍染惣右介。
もちろんメガネ男ではなく兄様と呼んでいる。


真央霊術院とかいういわゆる死神の学校に無理やり通わされ、今がある。
でもこれで食いっぱぐれることもないしいいかなぁと若干思う。
藍染惣右介は私のことをたまにこう呼んだ。

花鳥風月_______


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