アヤヤ小隊、出動でありますッ!<2>/オリケロ小説
これまでのあらすじ!
突如やってきた侵略者"アヤヤ最高指令官"、それに歯向かうはポコペン人の由原葵と由原春真!
葵とアヤヤが友達()に!ある意味同盟関係を紡げたのかな!
以上、終わり!



『おはよう兄』

『ようよう妹』

7:30、二人の起床。

『起きて〜アサダヨ~』
『おーきーてーるー!』
そして、謎の居候"アヤヤ"。
ほのぼの家族コメディ、開幕!

(うそです)




ジリリリリリリリリリリリリリリリ

『なんだなんだ、もうすぐで学校なのに...』
ガチャッ

[もしもし、]
『もしもーし、誰あんた』
[父親の声も忘れるほど帰ってなかったのかッ、すまん〜...]
『え?今父親ってった?』
[愛しの我が子はるくんとあおいちゃんを持ってるシングルファザーだよ〜]
『…………………………』
「どうしたんー?兄ちゃん〜?」
[あおいちゃん!父さんだよ~]
「うわっロリコン父!」
[ひどいなぁ~~]
『...で?用件は。』
[やっと帰れるよ!今**駅だからあと5分くらい!]
「え」
『りょ、りょりょッ、、了解。気を付けて帰ってきて』
[はーいまた後でね~]

ガチャッ

『......』
『......』



『『やぁ〜ッべぇ.....』』
『どしたの~?』
眠気が無くなったアヤヤが二人に近付く
『...アヤヤ、まずいで...』
『父親が、帰ってくる』

『ちちおや?何それ。』

『あ、アヤヤの星ではそうは言わないのかな?』

『我々にとっての...........隊長かな。』

『隊長!隊長同士仲良くできるかもしれないわ!!是非会いたい!』
『『ダメッ!!!』』

『な、なんでよ、。』

『父さんは.......極度の、生き物嫌いだ。』

『そうやなァ、、、』

『...アヤヤ最高指令官は見るからに生き物を越えてて......葵は最初見たとき踏もうとしてたろ?』

『だって.........キモかったから。』
正直な意見、あざす。


『?私はケロン人というガマ星...』

『『ちーがーーーうっ!?』』

『昔、あったなぁ、学校の兎貰ってきた時、急にいなくなったと思ったら次の日ギワクのウサギ皮ミニバッグが誕生日プレゼントに...』

『...兎に角、父さんに見つかる前に何処かに捨てないと。』

『そんなッ、私折角アヤヤと友達になれたのに!,』

『……俺ら子供は、逆らえない...隊長命令だ..』


きょとんとした顔のマヌケ面が、一匹。
『??ますます分からないわ。...その"父さん"とやらを倒したらいいじゃない!あなたたちは運がよかっただけで、私にかかればポコペン人なんてイチコロよ!』

ピーンポーン

『と、父さんが帰ってきた...!』
『...冷静に考えてみると、父さんのほうが危ない...!』
『父さん逃げてッ!!』

「あけるよー」
ガチャッ

『"父さん"とやら!私の動きについていけないだろう!!悔いを残してしねええええええええええええぇ!!』

包丁を持って父さんに突撃。

『……』
ザシュッ

...でもなく、

ザクッ

でもなく。

ガッ

でもなく...


プニ

『父さ...』




「......」

『お願いッ、命だけは助けてやってェ、アヤヤは悪い子じゃ...』


『…………………』
アヤヤも恐怖の顔でじたばた、じたばた、。


『...何これ、かわいい!』

『...え?』
『…あ』

『なになに、この子かわいい!!えぇ、かわいい...!!久しぶりに見たよ、え、可愛すぎ...!!』

そう。この父親..."由原穂咲"は......


脳内お花畑、かわいいもの大好きのゆるふわ系父親だったのだ。





『かわいぃい~。こっち来て〜』
『行きます〜よ〜!』
『………キモーイ...』
『...はぁあ。。』
『ホサキさん、私ここで暮らしていぃい?』
『いいよ♡』
アヤヤ最高指令官は、あっけなく...由原家、正式配属の瞬間....いえ、自分から捕虜になったのだった。





『学校行こう、9時だ。一時限目終わった。』
『あ、あ、あ、、見事にサボった...w』

*


キーンコーンカーンコーン、ガチャッ

『遅いよ~あおい~』
『すまんすまーん、ちょっと寝坊してなw』
宇宙人飼ってるなんて、口が避けても言えないや。



遠くから見つめるくりくりとした目。

膨らんだ手提げ鞄をしっかり掴んでる手。

頬を染めて、葵を見ている。

『……』

『あ、多聞、そんなところでどしたん?』

こいつが葵のことが好きな小6...村中 多聞である。

『はわッ、はわわ......』

『?』

『僕ッ、葵さんのコト....コト....コト....』

『こと?』

みるみるうちに顔全体が真っ赤になる。
『ここここここ、こと、、、琴、好きですかッ!?』

『琴!?えぇw、いや、演奏(や)ったことないから分からんよ。』

『そそッ、そうですかっ、』
見るからにしょぼんとした顔。

『て、多聞、その手提げどしたん?めっちゃ膨らんでるけどw』
けらけら、と笑いながら指差して、

『......はわわわわわわッ!?!?!?いっ、いぇっ、ただの袋ですッ!!!!そそそっ、そういえば授業が....あっあと5ふんで始まりますっ五分前集合ですよっ、、あああわわわわわわわわ!!』

『あ、おけー、五分前は草、まあいいや、ばい~』

『、、、』

騒がしかったな.....、てか、やっぱ多聞私のこと好きなんやなw





『また言えなかったぞこんちきしょうメエエエエエエェ!!!』

『あんな昔みたいな告白の仕方なんてちっとも「むーでぃー」じゃないしぃ、』

『てめェは黙っとけドちくしょうがァ!!!!!!!』
その気弱な声の主をバスケットボールを当てまくる。

『ひぁーん ごめんなさいぃ〜』

放課後、裏山にて。
とってもシュールな光景になっておりました。

*

ケロケロケロケーケーケーケロケロケロ

『!!』
『何今の音、モールス信号みたい』
『仲間からのSOS信号...!!生きてたわ、無事だったのね!!!!』
『oh!!アヤヤの仲間!?いっていい?』
『危ないかもしれないけど、来て!』
『余裕やで!しゅっぱーつッ!』



『ひぁあ〜ん いたいよぉお』
『もういっちょ!』
千本ノックが次々と....
しかし、気弱な声の主に傷は入らない。
『傷付かないからいいだろ!!もっと喰らえ!おら!オラァ!!』

『貴様!私の仲間を返してもらうぞッ!』
『たっ、たもん...!?』

『たいちょうさぁ〜ん!』




『......僕ッ、何してたの...!?』

そう。多重人格オトコノコ...多聞である。そして...

『わたしマホホ看護長はぁ、たもっちにいじめられましたぁ』

『何言ってんでェ!?テメェが...』
『はわぁ、、葵さんがいるのに、そんなッ』

そう。多重人格である(二回目)

『問答無用!気絶してもらうヨッ!』
ビシャアアアアアアァ


『そんな...!アヤヤッ...!!』
アヤヤ...やっぱり、私らは、通じ会えないの....?

やっぱり、仲間が大事なの...?

『たいちょうさんっ、さみしかったよぉ〜』

『看護長!会えてよかった!!』

...よかったね、アヤヤ、仲間と会えて...
でも、私は少し、心が痛いよ...

『葵、』
『、なあに、』
ぼそぼそと耳元で囁く。
『ここでマホホを助けておいたのは最善だったの!』
『え、、、でも、、』

『…傷を付けられてもすぐ塞がる我らが看護長は...』
言うと同時に。
『たああぁあいちょぉうさぁん♥
コ コ 、きずがついてるよォ?♥♥わらひがなおしてあげてぇ、いぃい?ううぅん。もぉゎたしがなぉすねぇ♥がまんできないのぉ。ふふふっ....ふふふふふははははははははははははははっ!!!!』

ここにいる人(?)は全員引くほどの病みさだった。
救急箱から慣れた手つきで包帯を出したと思ったら箱が変形し、ハサミの形に...、あっというまにアヤヤの傷が塞がった。

『たいちょうさん!わたし、助けてくれたたもっちにお礼がしたいからたもっちのとこに居るね!』
『...と、こちらも二重人格なの...』
『あー...』

この時葵は思った。


"ペットは飼い主に似る"と...






僕は多聞...今日、ついに憧れの葵ちゃんの家に呼ばれたのです...!
勿論、可愛いペットのマホホちゃんも連れて...!

ピーンポーン

『んあー...あ、客か。』
『由原ちゃんに呼ばれたので来ました、村中多聞といいますっ』
『いらっしゃい。おーい葵、カックイイおともだちが来てるぞぉー』

なんだこいつ...僕の葵にこんな口調...こいつか、こいつが兄貴か!!なるほどな!!こいつの妙なかっこよさで葵をたぶらかしているんだろう!そうだきっとそうだ!
『兄ちゃん変な呼び方すんなや....あ、多聞やぁ〜、今クッキー焼いてて...』
エープーロオオオオオオオオオオオオオオオオオォン!?
ただでさえ可愛い葵ちゃんがァ、エプロォン、はあああああぁん!?好きいいいい!!
…はっ、
『葵ちゃんエプロン似合っ『たいちょうさーん!!遊びにき『うっせえええええええええええええええぇ!!!!出んなってんだろ畜生『うるさああぁあいぃー...『あわっ、すいません皆様ッ、。』

『お前の友達って...』
『変わってるけど気にしないで!うん!気にしたら負け!』
『お、おう...てか一匹増えたのか...』
『うん!』





『じゃあ始めよ!吹奏楽部の野外コンサートの曲とか、部員の子の配置!』

『はいぃ!』


『なにはなしてるのぉ、?』
『待つんだ看護長。二人はラヴラヴなことをしているんだ!(あてずっぽ)』
『わぁあ〜!!らう"らう"!?わたしとハルルみたいなぁ?』
『いや、それは...同性愛~....んん、いやなにもない』
"同性愛"と言った瞬間マホホのハサミが自分を襲う気配がしたので言葉を続けるのをアヤヤはやめた。

『とーにーかーくッ。地球侵略作戦会議、やろーう!』
『賛成!あ、そーいえばたいちょうさーん、会議ってことはぁ、基地、あるんでしょー?』
『...』
あ、
『たいちょうさん、あ、あ、怒っちゃった?たいちょうさんの事だからもうできてるよね...ごめんなさい、当たり前のこと聞いちゃいました。。』
別の意味だが申し訳なさそうにマホホがもじもじと俯く。

...そう。アヤヤは基地など....自分の部屋など持っていなかったからだ。



『よしっ、曲も決まったし部員の子らの配置もok!!多聞、流石あんた、考察力あるわ。』
『ありがとうございますッ...!!いえいえ、由原ちゃんのサポートのおかげですよ!!』
っしゃ!!!好感度アップってとこかあぁん!?感謝感激雨霰ぇ、葵たんかわいいかわいいかわいいかわいいかわい(以下省略)
あれ?今僕はなにを、。

『もう5時...!今日はありがとな!あっ、クッキーあげる!ブラウニーだよ☆ww』
『美味しそう...!ありがとう、またね...!』
クッキーもらっちゃったよお?好き好き!葵たんやばい。焦げてるけどすき!気持ちが大事だよなーこういうの^〜好き...!







『兄ちゃ〜ん...って、なにあの雰囲気...』
多聞が帰った後リビングに戻ろうとしたら、春真と糞父が口論してる...
いや、ただの口論じゃなくて、アヤヤ関わってるぅ。。

『葵さーん、何してr』
空気も読まずに登場したアヤヤを胸元にぎゅむうと入れ...るのは逃げられたからお願いしてドアから覗いてる私の頭の上でアヤヤもその状況を見る。

『父さん!?甘くないか!?出会って約3日、父さんからしたら1日もたってないのにあいつに部屋あげるのか!?』
『ん〜?葵たんとアヤちゃんは友達になったってことはもう家族でしょー?お部屋をあげるのは普通じゃないかな?』
『もう家族という位置かよ...、普通居候だったら百歩譲って良いとして、なんで宇宙から来た、しかも侵略者とかいう奴に部屋あげんだよ?俺はアイツを認めてない!俺だって中学になってからやっと部屋貰ったのに!?』
『...ハルマ、少し黙りなさい。アヤちゃんには"あの部屋"をあげるから。』

静かに聞いていた葵はふと口を開いて小さな声で言う。
『あの部屋...?』
『部屋貰えるのー!?嬉しい〜!』
嬉しくてつい大声で喋るアヤヤ。
見つからない筈もなくて。
『バカ...!』

『............』
あああ、兄が怒りの頂点に達しそうな程怒ってる。やばい...
『嬉しーーい!!!わーーーい!!!!』
だめだって...!アヤヤそんなに嬉しがっちゃ、春真、今一触即発状態...!

ズン


春真の怒りが頂点に達し、アヤヤの後頭部を蹴り上げ天井ににめり込ませる。

『……もう知らないぞ』

春真は自分の部屋に帰っていった。
アヤヤ...

『なによ...嫉妬ね。ふっ、私が羨ましくて堪らないのね...!』
同情中止。

『……アヤちゃん、アヤちゃんの部屋になるトコ紹介するね!』





アヤヤの部屋になる所は....階段を上ってすぐの、物置に見える程の汚さの...部屋。
『ここだよー!』

『特に何も無い...うわー、いいなーアヤヤ!』

『なにここ...やばい』
あれ?お気に召さなかったのかな?

『湿気やばい...』
『あ、確かにねー、ごめん、除湿器いる?』

言葉とは反対に、どこかアヤヤの闘志がみなぎって来ている気がする...


『湿気、やばーい!!!!!!!!湿気好き!まあカエルだから!やっほーぉ!力が...力沸いてくるぅ!』
『!?』
あ、良かった...(

『説明しよーう!ケロン人は湿気の多い所にいると元気が出て通常の3倍の力が出るのでアール!!!!』
『ほおおぉ~!!』
ぱちぱち、と父親が拍手をする。
『おー、』
つられてなるほどな、と声を出す。
『じゃあアヤちゃんの部屋ここで決まりかな?』
『okですよ!!最高!』
『飾りとか付けれたら教えてねえ。お部屋にご招待されちゃうからね~!』
『了解です!』




ボコボコボコボコ...
ババババババババババババ...
ギギギガゲゴゴゴゴガ...

『何の音...!?なあ!!』

俺達地球防衛軍は...

部屋を与えた事を間違っていたのかもしれない。



『凄い音すると思ってアヤヤちゃんの部屋の前来たけど...』
『音は止まないし、扉開かない...!』
『ほらみろ。どうせ侵略されるんだ。諦めるんだな』
...ッ、


『開けてッ!お願いアヤヤちゃん!』

ガチャッ

『わあ!皆お揃いで!』
扉が開いて中の景色が見えた......

美しい景色が全体に敷き詰められていた...!

『はァ....!?』
『なにこれなにこれ!すごいねアヤちゃん!!』
『これ全部アヤヤちゃんがやったん...!?』
思わず驚愕の声を出す。
『まーちょちょいのちょいと。作業音が聞こえちゃってた気がするんだけど、大丈夫?』
『あの音がか...』
『ところで春真?どうかなーこの部屋!』
『………』
だめだって...!!!馬鹿なのかなぁ!
『......』
兄ちゃん"分かったから俺が悪かったから言うなよ氏ね見せ付けるとかないだろもう無理"とかいう顔してる...!

『わー、中入ってもっと見ていいかなぁー?』
『イイヨッ!』

...その時、その瞬間。
"あの部屋"が使われていなかった理由が分かった。
父さん一人で買えたこの家。

...事故物件。




自慢の顔のアヤヤの後ろに。




___ピースをしている血だらけの少年が立っていた。



『是非見ていって...って、もう皆帰っちゃったの?』

「ふふ...」


<続>


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