小説
□蝉とチワワとシジミと恋情
1ページ/8ページ
「つまんねぇな、お前」
どいつもこいつも死にたくないと似たように喚く。
いくら喚いても、俺が首筋にナイフを滑らせれば一瞬で動かなくなるのに。
思い出したように鳴る耳鳴りに顔を歪め耳を手で抑えながら、ふと大好きなシジミの呼吸が見たくなる。
しかしもうスーパーも閉まっている時間なので、仕方なく明日買いに行く事にする。
舌打ちを1つ落とし、その場を去った。
→
次へ
←
前の章へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ