小説
□身体も心も
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『今日家来いよ』
撮影の順番待ちの楽屋、同じ部屋に居る涼介から届いたLINE。
……そっか、明日は休みだっけ。
『お泊まり?』
『当たり前。帰す訳ねぇだろ』
涼介のそういう俺様的なとこ嫌いじゃないよ。
口元が緩みそうになるのを堪えながら『はいはい』なんて可愛くない返信をしてスマホをしまう。
さて、次の撮影は僕の番だ。
すれ違いざま僕のお尻を撫でてきた涼介に向かって挑発的に目を細め舌を出して楽屋を後にした。
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