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□声優様は妖怪様
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仕事帰り自宅で飲んでいると
ふとこんな時間にならないであろう
インターホンがなる(夜中2時)
ピンポーン  ピンポーン
「あぁ俺出ましょうか?」
「頼む少し手が離せなくてな」
手際よく料理を作りつづけている安元さん
の代わりに今も鳴りつづける玄関のもとえ行く
「はいどちら様ですか」
「刀剣本丸管理科から来ました木下と言います」
「同じく刀剣本丸管理科から来ました上杉と言います怪しいものではありません!」
いや扉を開けたら黒服の男女二人組怪しすぎる!
「ちょっと待っていてください」
たったった
「安元さん!」「ん どした佳正なんかあったか
そんな急いで」 「はい!なんか怪しい二人組が」 
 「いやだから怪しいものではありません!」
「コラァなに土足で許可なく入ってんじゃ」
「ヒィィすいません」
「すいませんいきなり押し入るような真似をしてしまいオㇻ上杉早く靴脱げ すみません少し
お話がしたいだけなんです」
「はなしですかえっとセイルスはちょっと」
「違いますいきなりですが付喪神を救ってくれませんか!」
 「・・・はぁ話を聞こう佳正火止めといてくれ」「あっはい」

 「まさか聞いてくれるとは思いませんでした
言ったみですが」
「付喪神神に分類するもの妖に分類するもの
それは人の価値観で変わるだがただの半妖
からしてみたら相当でかい存在だからな」
「火止めました!話を聞く限り半妖だってことは知ってるみたいですね」
「はいそれを知って声をかけさせてもらいましたですが何のかは存じておりません」
「でそろそろ本題に入るけどお話と言うのは
何でしょうか」
「はい私たち刀剣本丸管理科は刀剣男子様
と言う刀の付喪神様達の配属本丸の管理をしていますですが全てが正常にとはいきません
ホワイト本丸と言う任務を果たさず
ただ生活をおくりつづける
しまいには刀さえ握らなくなりただ古びていくのを待つような形になり刀剣男子様も戦う意思をなくしてしまう本丸もあります
だが今一番我々が手をやいているのが
ブラック本丸と言われているものです
主となるべき存在が刀に暴力をあびせ
しまいには性行為まで求める手入れはしない
そんな行動の繰り返しで刀達は主と言う存在を消し殺し今まさに刀剣男子様達は壊れていきそうになっているのですどうか力を貸していただけませんか8人方」
ザッ すごい勢いとともに頭を下げる
お二人でもまだ話を受けた二人の顔は曇ったままだ
「8人って言いましたねそれは俺らが認知している
物たちであっているのか?」
「はい半分妖の力の入った 
安元洋貴 細谷佳正 羽多野渉 寺島拓篤
前野智昭 kenn 宮野真守 浪川大輔
この8名様方にご依頼いたしております!」
「だがこれは俺達二人で決めることではないからな後の6名も呼びましょうか」
「ありがとうございます!」
「勘違いしないでほしいのはこれはまだ引き受けたわけではないということだ  
はぁまだ起きてんだろあいつらなら」
ピリリ「はい安元さんですか珍しいですねこんな時間に」「あぁ悪いが今から来れるか?」
「ん二人でですか?なんかありました」
「ぁあ二人で頼む悪いな」
「大丈夫っすよほら浪川さん行きますよ〜」プチプルル「ふあぁ〜はい羽多野です」
「悪い寝てたか」「!安元さんどうしたんです
?こんな時間に」「少し用があってな来られるか?」「はい拓篤〜ゲーム終わらせて安元さん
家いくよ〜」プチ
「ん〜こっちは起きてるか?」プルルプルル
「はい前野ですご用件は」
「あぁ前野君?少し用があってきてもらいたいんだけど起きてる?」
「安元さんですかはい向かいますけん〜起きろ
〜」「これで全然声かけたんでもうすぐ来ると思います」
「ほんとありがとうございます」
「ひとまずみんなが来たら飯にするか」
「そう言えばご飯前でしたね来たら食べましょう!」 

  {集合}

ガチャ「は〜いお邪魔します!」
「お邪魔します」

「よしみんな来たか飯食いながら大事な話があるぞ」
「わ〜い安元さんのご飯だほら浪川さん目開けて〜「うぅ〜開いてる」
「ほらけんも起きろ」「うんでも俺夜型じゃないんだよ!」
「悪いなこんな時間に」(夜中4時)
「俺らは大丈夫っすよ寝るところだったんで」
みなそれぞれ席につき大皿に並ぶ食べ物を
ちまちまとつまむ
「ムグモグ美味しいですね」
「おっ本当だ〜うまいモぐ」
 
 「あっあのそろそろいいですか」
「あっすんません」
「そうだ少し大事な話があってな」
「大事な話し?」
「そうだカクカクシカジカでな」
「へ〜そんなことが」
「だからこのメンツが集められたんですね」
「でもさぁそれ8人もしつよう?」
バンッ!「そこなんです今から説明するのは」
「本来審神者つまり主となる器は一つ
ですが今回は少し条件が違いまして
あなた様方に力添え頂きたいのは
ブラック本丸何です」
「いやそれは話の流れ的になんとなくわかってたけど」
「ですがそこの刀剣男子様達は酷い扱いをされてきましたそう簡単に信用などしてはくれませんそこで刀剣男子様方がだした条件が
本名を明かすだったのです
ですが本名を明かすと言うことは命を投げ捨てるようなものですそれが普通の人間の力なら
ですがあなた様方のような半妖が入っている方々ならそれぞれにしつようとされる
神隠し・神呪 の符が完成しない
術式を体内にそれぞれ持っているのです」
「でも普通の体でもそれぞれ力の中に術式はあるだろうそれぞれ審神者になるのものならその力も強いのではないのか?」
「ですがこの世界で術式を全て体内に入れているものなどおりません しようものならその前に体が壊れてしまうでしょう
ですがあなた方8人はそれぞれ術封じの術式を
一つ一つお持つになっているそれも
人の倍の力をどうかお願い致します。
本丸をお助けください」ザッ深々と
担当のお二人が頭を下げる
「おれはいいよ」
「真守そんな簡単に決めていいの?」

「いいじゃん!俺たちにできることならそれに
人生チャレンジあるのみだよ退屈は心を殺すんだよ それに俺も助けられたから今まで嫌いだった笑顔が好きになれたから本当の心を始めて見れたとき嬉しかったから何を犠牲にしても
守るものがやっと出来たから 踏み出すには
助けがいるんだよ誰でも!」
「そっか真守が行くなら俺も行くよ
自分を認めてほしいだけだから誰でも
表の顔だけじゃ疲れるから生きる為だけの人生は何も感じなくなるから欲望だけの手は暖かくないから自分を認めるのは誰かに認められないとできないんだよ傷を残して欲しくないしね」

「ん〜俺も行くよ」
「反対だ!けんもう泣く姿が見たくない」
「前野俺もう平気だよそれに刀は人間に作られるんだどうしたってその事実が変わることはないだからそれがわかってるから最後まで
我慢して仲間を守るために切った
怖いんだよ抗えない存在からの目は
いつも違うモノとして見られるのはつらいんだ
だから支える存在がいなくちゃ!今誰もいないんだよ誰もがボロボロなんだ俺には前野がいた
だから今ここに存在してられるんだ!」
「けん・・わかった俺も行こう
確かに俺たちはお互いが支えあえる存在として
いるお前だけは俺の事を見て美しいと言ってくれた暖かいと俺の隣が心地いいと言ってくれた
だからお前の決断なら俺はどこにでもついていこういつも隣にいると誓ったからな」
 
 「俺は分からない」
「・・拓篤」
「わからないんだ助けたいと思うけど
見えるんだすべてが壊れているモノが
見るのが怖い情けないけど「情けなくないよ
俺は好きだよ拓篤の目がいつも隠れて
びくびくしながら怖がることしかできなかった
僕に初めて綺麗だと言ってくれた自分はその
口好きだと言ってくれた嬉しかった
初めて自分を見てもらえた気がした
全部を含めて好きなんだと言ってくれたことが
嬉しかった 拓篤がつらいなら一緒に見よう
全て一緒に背負うよだから助けてあげてよ
一番傷を癒せるのはたぶん拓篤だから
みんな本当の自分を見てほしいんだよ」
「うんそうだよね俺!行くよ」

「僕はまだ怖いんですよ
今でも人の目が苦手です何かを言われているような訴えかけてきているような助けを求めてきているような色んな視線が怖い
いつでも見られているようで
聞こえないはずの声が聞こえてくるんです
気持ち悪い 人間じゃない それはお前の罪
だとでも!今まで必死に隠していた目を
隠さなくていい場所ができた
いつでも緊張して張り詰めた空気の中にいるのは疲れますだから僕は助けたい!」
 
「はぁここまで言われたらしょうがない
俺も行くよだがなんかもう手のつけようが
無い事になったら遠慮なく記憶を消させてもらう 世の中全てが覚えていていい事じゃない
どんな生き方を使用が疲れるときは疲れる
従うのも期待に応えるのもどれもつまらない
自由に好きなようにやりゃいい
それができないルールがあるなら壊せばいい
尽くしたいものを選ぶのは尽くすがはの
権利だそれが見つかるまで俺たちが引き受けよう」
「ありがとうございます」
「では契約に上がり皆様の妖を教えていただけませんでしょうか」
「あぁ名前と妖を言えばいいの」
「はい!お願いします」
「まず首無 宮野真守です」
「妖から言うんだえっと人食い 浪川大輔」
「雪女 前野智昭」
「濡れ女 kenn」
「死神 寺島拓篤」
「口裂け女 羽多野渉」
「百目 細谷佳正」
「烏天狗 安元洋貴」
「これで以上ですね 契約成立となります
今から配属される本丸への転送を始めます」
「うわ急だね」
「はい!どうかご無事で」

こうして俺達8人はブラック本丸の
繋ぎ紐兼引継ぎ審神者になったのです
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