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□カラクリ城のメカ巨兵
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ゴォゴォと暴風と共に雨が土砂降りで
降ってき、海は荒れていた、そんな中
大きなクジラ型の船、モビーと
その付近は沈没寸前の船の近くに
小さ目だが何人かが乗れる小舟があった





『ねぇいま思いっきり揺れたよ』
「見たろ外、サイクロン並みにやべぇぞ」
『サイクロンバカにするなこれより
やべぇんだからね』

まじか。と、話しているのは
ランプの光に照らされた
そばかすの青年と前髪が
パッツンで童顔な女の子、
エースとパンプであった。

「それよりどうやって帰んだよこれ」
「一応子でんでん虫は持ってきてるよぃ」
『来る時に渡されたあれか、、、えと確か』

マルコに言われ明かりが見える範囲で
ガサゴソとポケットなど漁るパンプは
どこに入れてたっけと焦っていた

その光景を横で見ていたラクヨウは
ほんとにそこに入れてんのかと疑っていた


「それにしても、こんだけでけぇんなら
結構宝入ってんじゃねぇか?」
「まあ、何かあれば非能力者が助けに行くるよ」


てかなんで能力者の大半が一緒に
乗ってんの!とハルタがキレたと
同時に小舟を覆っていた布がバサァッ!と
風に攫われてしまい雨風に当たってしまう


『ちめたい!!』
「我慢なさいパンプ!」
「お前は早く子でんでん虫探せって!」
『確かここに入れてたもん!』

うぁぁん!!とついに泣き出す
パンプは泣きながらも子でんでん虫を
探すがなかなか見当たらずどこからが
ぷるぷるぷると音が鳴りだした

なっていた場所はパンプの胸からで
正確に言えば、谷間から聞こえてきた


『あ、カバン取りに行っててここに
入れてたの忘れてた、、、』
「馬鹿なの?」
『馬鹿なの』

ハルタに馬鹿なの?と言われた
パンプは素直に馬鹿なのと返し
続け、最近物忘れが激しくて、と
子でんでん虫がなり続けているので
出ながらそう答えた

《やっと繋がったか!》
『うぁあん!クリエルちゃぁん!!』
「泣き顔ブサイク、、、」
『あ?』

ブサイク、と呟いたエースに
1発入れてたパンプ
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