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□〜ストロングワールド〜
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天気もよく、白い雲、青い空

大海原に白い鯨を模した大きな船が1隻
海を進んでいた






「、、、、【東の海壊滅】!?」

ニュースクーから新聞を受け取り
その場で読んでいた男が突然声を荒らげて
言った


『"東の海"、、、、壊滅?』

男の一言に段々と集まった

「エース、新聞よこせ」
「、、、、」

エースと呼ばれた男から新聞を
受け取り今度は新聞に書かれた記事を
別の男が読み上げたのだ


読み上げ終わった男は
広い甲板を見渡せる所にいる
椅子に座った大きな男、この船の船長であり
この船の最愛の父親の方を見た

「親父、、、、これは」
「、、、、」


その時、エースが白ひげの方を見、
「っ親父!!俺ッ、、、俺ッ東の海に行く!!」
「エース!まてよぃ!!」
「離せよマルコ!!俺ァ、、、ッ
止められても東の海に戻るからな!」


バシッとエースの腕を掴み
歩みを止めようと掴んだマルコ

『、、、、エース!なんっ、、、で
1人でそう抱え込むの!!わっちら家族でしょ!?』
「ッ抱え込んでなんて、、、、」
『抱えんでるじゃない!今現在!!』


少女はむにゅうっとエースの
両ほっぺたをつまみ左右に伸ばした

「なにふんだよ!!」
『あんたにはあの子だけじゃなく!
今はわっちら居ること忘れないでよ!!』
「ッ、、、!」

わりぃとエースはそう言った
マルコは落ち着いたと分かると
掴んでいた手を離した


「世話の焼ける末弟だよぃ」
「、、、、」

ぷいっと顔をそむけ
斜め下を見始めるエース

「んで、親父、、、、進路はこのままで?」
「グラララ!東の海に進路は変更だ!」
「!親父!!」


背けていた顔を親父に向ける
「パンプの言う通りだアホンダラァ」


お前の周りには今は俺達がいる。
だから頼れ。

その言葉を伝えようとした途端
白ひげは何処か感じた事のあるような
殺気の様な気配に気づき、


近くにいたイゾウにパンプを
部屋に連れていくように言う



「イゾウ」
「?どうした親父」
「パンプを部屋まで連れて行け」
「そりゃいいがなんでまた
パンプのねんねの時間にはまだ早ぇと、、、」


思うんだが。と続きを言おうとした
イゾウの言葉を被り

「少々厄介な客がこっちに来るんでなァ」
「、、、、分かった、
おおぃパンプぅ!!!」
『なにー?』


未だエースのほっぺたを抓っていた
パンプを呼び寄せ、部屋まで連れていく
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