チョコレートがとけない

□幸せ
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ドーラが仕事や任務についているとき、1ヶ月に2・3度、リーマスは来てくれた。朝まで一緒にいられる時はすごく嬉しかった。朝食は彼が作ってくれた。
こんなのダメだと分かっているけど、それでも彼と居たかった。今日別れたら、今度は生きて会えないかもしれない。そう思うとなおさらだった。

何度目かの朝、いつもなら朝食をつくるいい匂いに胸を踊らせるのに、なぜか気持ち悪くなりトイレに駆け込んだ。
『う、うぅ、』

「シルヴィー、大丈夫かい?」
『リーマス。うん、なんだか気持ち悪くなって』

『…シリヴィア、…マグルのドラッグストアに行ってくるよ。』
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