アニポケ雑記
□アニポケ考察
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続きから
そのA路線変更にある違和感
アニメBWは同シリーズ中にサブタイトルが2度も変更された異例の作品です。
アニポケシリーズにおいてBWに違和感を覚える人が多かった理由に、サブタイトル、作風含めた急な路線変更があったからではないかと考えています。
そもそもアニメBWが開始した時点で、サトシは今まで以上に記憶が初期化されてしまっているんですよね。
恐らくこれは、「BWからアニポケを見始めた子ども達向け」のシリーズにする予定だったからだと思います。
DPまでマンネリ気味になっていたアニメの雰囲気を、一新したシリーズになるはず、でしたが…
しかしこの方針の時点で、今までアニポケを視聴していた層から非難の声が上がってしまいます。
まあ初代〜DPまでのサトシの成長を見ていた層が、BWでキャラデザ変更に加え、弱体化しているという事態にがっかりするのは分からないでもないですよ…?
でも…内容はどうであれシーズン1に関しては、ピカチュウニャースを除きBWのポケモン以外は登場させず、「イッシュ地方からサトシの冒険がスタートする」というBW世代に向けたアニメのスタンスは貫けていたのではないでしょうか?
しかし内容はどうであれ、ですが。
私個人としてアニメBWは、マンネリを脱した日常回やキャラの個性が強みのシリーズだと思っています。
反対に、前ページで書いた個性的すぎるキャラが苦手でBWに嫌悪感を覚えた人もいることでしょう。
BWキャラが嫌いなせいで内容まで酷く見えた人も少なくない気がします。
それに加えてアニメBW最大の問題点として上げたい所は、
シリーズをスムーズに進ませるタイミングを失ってしまった、ことについてです。
これにはBW最大の山場であった「ロケット団vsプラズマ団」が放映出来なかった件が大きく関わっているかと。
当初アニポケスタッフさんは、「ロケット団vsプラズマ団」のエピソードで早いとこプラズマ団の登場を済ませ、その後は普通にサトシ達の旅を描くつもりだったのではと考えています。
ロケット団はこのエピソード終了後元のキャラに戻る予定だった、とよく言われてますよね。
代わりに前倒しで放送された23話だとロケット団がギャグキャラに戻っていましたが、重要なエピソードが飛ばされしまった分話に繋がりが無く、その後ロケット団がシリアスキャラに戻っていたので私も当時違和感を覚えまた。
しかし違和感があろうと、ロケット団のシリアスキャラを無理にでも続けるしかゲームに沿ったアニポケBW肝心のストーリー(ロケット団vsプラズマ団)を描けなくなってしまったのです。
つまり急な予定変更もあり、ロケット団にシリアスキャラを続けさせないと伏線回収出来ない&ストーリーが進まなくなってしまった、という訳です。
だからこそエピソードNでロケット団の見せ場を作ったのかなと思いました。エピNのロケット団はシーズン1の頃と違い、生き生きしているように見えました。ああ、こいつらカッコいいなと思えるエピソードだったなと記憶しています。
ネットだと評価低めなエピソードNですが、上記の理由からロケット団を活躍させてくれたので個人的には大満足な出来でした。
ネット民から叩かれた理由としては、
震災その他諸々の事情でロケプラ回が放送中止になり、急遽路線変更をするも物語の辻褄が合わない所や違和感を残したままシーズン2で無印要素を出したせいではないかと考えてます。
多分BWのデザイン変更に加え原作キャラの改変や、このページで語った路線変更の違和感さに慣れずBW全体の評価が低めになった人が多かったのかな、と思いました。