乃木坂

□忙しくても
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最近忙しくて飛鳥さんに会えていない。
会えてもたまーにすれ違うくらいでまともに会話したのはもう3日前くらいで飛鳥さん不足でおかしくなりそうなくらい。

「山下、最近飛鳥さんに会えてるの?」

「久保〜最近まともに話せてないし会えてない…」

「だから最近落ち込んでるんだね…笑」

「せめて声は毎日聞きたい…」

「…じゃあ電話かけてみたら?」

「んーでてくれるかな」

そう自信なさげに言うと久保が、そしたら先にメッセージ送ってみたら?なんてアドバイスしてくれたからその通りにする。

Mizuki【飛鳥さん!ちょっといいですか?】

とりあえずメッセージを送って仕事に集中することにした。
仕事が終わったのは22時。
とりあえずご飯を作ったりしてたらなんだかんだ23時で、さらにお風呂に入ったりしたら0時過ぎていた。

忘れてた頃にスマホを見ると飛鳥さんから返信が来ていてすぐに返信する。

あすか【何かあった?】

Mizuki【いえ…特にこれといって用事はないんですけど…】

すぐに既読がついて焦る。

あすか【そっか。…そうえば最近会えてないね】

Mizuki【そうですね…。飛鳥さんの声聞きたいです】

そう返信して既読ついたけど返信がこなくてちょっぴり凹んだけど結構遅い時間だから寝落ちした可能性もあるよね…そう考えて気にしないことにした。

_______

寝る準備をしていると飛鳥さんから電話がかかってきて思わず深呼吸を1回してから電話にでる。

「もしもし?」

「おっやっとでた」

「…急に電話がかかってきてビックリしました」

「だって、やまが私の声聞きたいって言うから電話してみた」

「…わざわざありがとうございます!」

「いいよ。こうやって話してれば寂しくないでしょ?」

「…はい!でも、一番は実際に会って話したいですけどね笑」

「それは我慢して…笑」

「頑張って我慢します…。」

しばらく楽しく話しているとそこそこ時間が経っていて1時過ぎだった。
少し飛鳥さんが眠そうにしていてもうすぐ電話も切らなくちゃいけないって考えると少し寂しくなったりする。

「やま眠くないの?」

「…あんまり眠くないです。
でも、飛鳥さん眠いんでしたら寝てください!」

「んーまぁそこそこ眠いかな。
…じゃあ寝落ち電話する?」

「えっ!いいんですか?」

「多分すぐ寝るかもしれないけどそれでもいいなら」

「やった…!嬉しい。」

なんだかんだその後少し話していたら飛鳥さんの寝息が聞こえてきた。

「…飛鳥さんおやすみなさい。」


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