Web拍手ログ⑤
□Shitto
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ムカムカ。
イライライラ。
アイツと付き合い始めてから俺のバックミュージックはいつも同じ。
ムカムカかイライラのどちらかだ。
俺が告白されて付き合いだしたのにこれじゃあ俺ばっかり、アイツを好きみたいじゃん。
問題はわかってるんだ。
田島だよ。
田島。
あと浜田が俺の反応面白がってアイツに色々ちょっかいを出す。
元々、アイツは男と喋るタイプじゃなかったから余計に腹立つ。
「泉くん、なんか怒ってる？」
ビクビクと青ざめた三橋が不安そうに俺を見つめる。
「三橋のせいじゃないから気にするな」
「でも」
そう言って口ごもる三橋には悪いが俺も我慢の限界。
無意味にベタベタ触る田島と不必要に話しかける浜田の輪から彼女を庇うように抜けさせた。
「孝介？」
俺の背後からは彼女のびっくりしたような声がする。
でも、もう無理！
此処が昼休みの教室だとか他にもクラスメートがいるだとか俺の頭からスッポリ抜けるくらいに怒りマックス。
俺は浜田と田島を交互に睨みつけながらハッキリと言い渡してやった。
「コレは俺のなんだから無闇やたらに近づくな！」
再びジロリと田島を睨みつけると驚いた顔で意外な言葉を呟いた。
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