M・G・S
□メモリーズ━アナザー━
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何の代わり映えしない日常。だけど俺はこんな日常が大切に思えて仕方がない。あの日々は地獄でもあったが何より…俺には宝物になる。例えば兄貴達SRのみんな。はち丸、恭介率いるギルドのみんな。そして…俺達エクスのみんな。長いようで短い時間だったような…本来ならばSNSというコミュニケーションサイトの中で、という枠をはみ出し昔からの親友のような…そんな仲間達。
かけがえのない仲間達。それは俺にとって正に宝物といっても過言ではない。
あれから一年。季節は巡り春を越え、夏を過ぎ、秋が過ぎ行き…季節は冬。俺達は受験という戦いのシーズンを迎えていた。