FFX-2 Novels


□再び…
1ページ/5ページ




ーーーーここは…どこだ?


周りが暗くて、何も見えない…
俺、どうなったんだ?確か…


…そうだ…俺、ユウナを残して飛び降りたんだっけ。

ユウナ…元気かな。













「ま〜だ寝てんのかよ。とっとと起きねぇか!」


ー誰だ!?この声は…親父?

「無駄だ。まだ意識も定かではあるまい」


ーアーロン?二人ともどうしたんだよ。

「でもよ、聞こえてるはずだぜ?あのガキの話によりゃあ、こいつ帰れるんだろ?」


ー…帰れる?どういうことだ?あのガキって、誰のこと…

「そうだな。だがまだ完璧ではない。一度消えた体を戻すから、時間がかかるとも言っていた」

「けどよ、早くしねぇとユウナちゃんがかわいそうだぜ」


ーユウナ…?ユウナがどうしたって?

「フッ…親バカとしか思えんな。ユウナがこいつがいないとダメだというのか」

「おめぇだってわかってんだろ?異界の時のユウナちゃん、悲しそうな顔してたぜ?」

「わかっているさ。だが、親バカには変わりはない」

「確かに、少し悲しそうな顔をしてた。何か…心に穴があいてた感じだ」



ーユウナの親父さん…?どうなってんだ?ここ…どこなんだ?
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ