FFX-2 Novels
□ブリッツボール教室
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「お〜い!みんな聞いてくれ〜!」
何か手元の紙を見ていたワッカが、オーラカのメンバーに集合をかけた。
「いまブリッツの本部から手紙が届いたんだけどよ…」
「なんて内容?」
ティーダがメンバーを代表して質問をした。
「ルカで『ブリッツボール教室』をやりませんか?ってことだ。」
「ブリッツボール教室?」
メンバーが同時に声をあげた。
「子供たちにブリッツボールを教えるって訳だな。…やるか?」
「やるッス!」
みんなも賛成のようだ。
「じゃあ今日の練習はここまで!
今日中に出発するから、荷物まとめておけよ〜」
練習が中止ということで、全員が喜んで荷造りのために家に向かった。
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「ブリッツボール教室?」
ユウナが首を傾げて聞いてきた。
「子供たちにブリッツを教えるんだって!明日にはルカに出発するから!」
ティーダの声が嬉しそうだ。ユウナはティーダの気分に合わせた質問をする。
「楽しみ?」
「そりゃあそうさ!子供たちがブリッツをやりたいって言ってるんだろ?
俺達が出来ることならしてあげたいし、中には将来ブリッツの選手になる奴もいるかも!」
興奮気味に喋るティーダを見て、クスクス笑うユウナ。