偽り。(Novel)

□第3話
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 帰り、グルブレットがサーシャを呼び止めた。

「貴女、まさかとは思うが…ミーファの?」

「…如何でしょうね?もしそうだったとしたら殿下は如何なさるんです?」

「それは…ミーファに好きな居場所を選ばせよう。無理してこんな嫌な思い出のある場所に居ろと言う様な血も涙も無いような事はしませんよ」

「わたしの事は言うかどうかは殿下にお任せします。では。」

サーシャは城を出た。






















 グルブレットは混乱した。

「俺に如何しろと…?」
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